敷地は京都府の北部、綾部市。3面を道路で囲まれ、残る1面は隣接するマンションの駐車場であるために4面から丸見えであり、ある意味緊張感のある立地でもあります。敷地規模に比較して、建物規模を抑えた事によって周囲には大きな余白が生まれましたが、これらは家族や住まいの成長に備えたゆとりにも繋がる事と思います。大きな開口とデッキにこだわったLDスペースは常に気持ちの良い空間でもあり、お子様だけでなく大人もつい、ゴロッと横になりたくなるようなスペースです。この一繋がりの大空間を意識的に領域を分ける丸柱は、お子さんにとって格好の遊び場で心地良い柱の丸さがより遊び心をかきたてているようです。
大きな開口の開閉操作で室内外の繋がりや遮断がリセット出来る空間に気持ちよさそうに寝転がる姉弟。今やお友達も沢山集まってくる、楽しい家となっています。
南側に設けた小さな庭に広がる大きな縁側はくつろぎのスペースとなっています。
窓の開け締め、布団を干したり、シーリングファンの保守など用途は多様です。写真のようにお子様が走り回れるスペースにもなっています。
大きな開口の内側に設けた障子を閉じると、そこにはやわらかくプライバシーの守られた空間が生れます。
吹抜けを介しワークスペースにも繋がる開放的な空間です。
吹抜けに面した、もう一つの家族が集う場です。
ロフトにも繋がる子供部屋は、将来に備えてセパレート出来るように配慮しています。
明りに灯され浮かび上がる住まいの外観です。
駐車スペース分のゆとりを持たせ、建物を後退させています。