信州原村、八ヶ岳の森の中、標高 1600m に建つ建坪僅か 9 坪弱のコテージです。
別荘モデルとして、窓から見える風景や森に馴染む外観にこだわりました。
ログハウスのキットモデルをアレンジし、間取り・インテリアはとてもコンパクトに使いやすくまとまって、それでも狭さは感じない。洗練された輸入設備(照明、水周り)やオリジナル設備、木製輸入家具のコーディネートによりホテルのコテージのような非日常感も味わえます。
この中に、生活に必要な全ての機能が収められていて、夫婦二人でしたら永住も可能なパッケージとなっています。
大きな窓からは八ヶ岳の森の景色が広がり、シェーカーデザインのインテリアで満たされています。小さな空間に無理に収めた印象はなく、仕切りの無い空間はとても広く感じられ キッチン ストーブ兼用の薪ストーブで、真冬でも家全体がぽかぽか。家の中からも自然を感じながら、八ヶ岳の森に建つ小さなログハウスの暮らしを存分に楽しめます。
●種別=別荘 ●延べ床面積=12.2坪(40.3㎡)、1階=8.7坪(28.83㎡)+ロフト3.5坪(11.5㎡) ●構造=丸太組み構法 ●竣工=2001年12月
土地本来の風景や自然環境に素直な建物が美しい。
雪と青空と赤い建物をコーディネート。
玄関を入ると広がるワンルーム。手前向かって左側にキッチン、ロフトへ上がる梯子の左手がバスルームへの入り口。大きな窓には森の景色が広がり、自然を感じながらくつろげる。
家具はシンプルなシェーカーデザインでまとめ、ダイニングテーブルは天板が折り畳め、窓側に寄せれば、広いオープンスペースができる。
シンプルな造作キッチン脇には暖房・調理兼用の薪ストーブを配置。ストーブの左手は玄関で、薪の搬入もし易い。右手前は、本来はアイロン台兼用の折りたたみ式配膳台。
ガラスに写っている森の景色が室内から見える。小さな建物では、掃出し窓で無い方が家具配置が容易で、窓を額縁として景色の取り込みが出来、自然を感じられる。
積雪地域では屋根構造はシンプルにして、小さめのデッキに屋根の一部をかけると、建物やデッキの痛みが最小限で済む。
土地本来の自然を感じるために、土地の生態系を尊重し、エクステリアやガーデニングは最小限にしている。
小さなデッキは主にここでくつろぐ夏季の直射日光を遮るように北側を向いている。
キッチン右手のバスルームはホテル式にまとめ、洗濯機と電子レンジは扉の中に収納。
ベッドは2台分のスペースだが、2段ベッドの利用も可能。バスルームとベッドスペースの上部はロフトスペースとなっていて、星空を見ながら寝袋で寝るような使い方も面白い。
テーブルから見る森の景色で、まるで森のなかにいる気分。
外の景色を存分に暮らしに取り入れると、心から癒されます。
斜面を利用した基礎部分を給湯器、ガスボンベなどの置き場として利用。
森の景色になじまないものは、一番目立たない面に集約した。
バスルームには脚付きの洗面台を置き、ホテル風にコンパクトにまとめた。
写真の脚付き洗面台の向かいにトイレを設置。