アートレ建築空間 一級建築士事務所

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菊陽の家

 4人家族の住宅である。要望は、現在近隣に建つ70年は経過した2階建て民家。これを解体し、新築の住宅に材料として使ってほしい、そして瓦屋根に、と。このことを楽しく話す施主に対して、前向きになったことは言うまでもない。

 敷地は南に対して開放的であり、その先の畑も目を楽しませてくれる。計画を平面、断面に絞り、先ず取り掛かったのは材料の確保、古材を意匠として使うだけに止まらず、構造体への挑戦は過酷だった。4t車3台分の古材の中から、材料強度、断面寸法が計画に適しているか、また、仕口の位置など困難を極めた。仕口の位置により柱スパンが決まり、横架材間の距離が決まる。それを基準に計画を進めていく中で、柱の短さに頭を痛める。しかし、この問題が登り梁による上屋と、古材仕様の水平材による下屋との立面的デザインに強く影響を与えた。勿論、瓦屋根の勾配により、上屋に美しいラインが現れ、高さ方向への意識も増した。

 平面計画のプロセスは、スパンの違う柱位置を克服する為、中心付近に古材を配置し、細かい設備コアと廊下収納にあて、瓦屋根の鉛直荷重に配慮した。その周りを新材による壁量を設け、広がりのある空間を配置するとともに、構造的優位性を確立できた。

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