HANGESTUは世界有数の雪質によりスキーリゾートとして近年開発が進んでいる日本国北海道ニセコ地区のリゾート地に計画した木造のコンドミニアムです。
半月
という名の通り、この建物はそのコンセプトを抽象的に錆鋼板と亜鉛鋼板により我々日本人が持つ「わび・さび」や「二項対立」などの光るもの鈍いものなど相容れないもの同士がより高めあう美学にも通じる和の表現をしています。 錆鋼板は光の反射を消し、逆に亜鉛鋼板は光を鈍く反射させ、まさに月光のように情緒があり、時間が経つにつれ僅かづつ変化する表情を楽しむことが出来ます。
ここを所有する人々は全て外国人オーナーであり、所有する建物が日本の伝統的な和の心を下敷きにデザインされていることを誉に異国での楽しい時を過ごしていただきたいという思いで計画をしました。
種別 新築/用途 ホテル・コンドミニアム/規模 453.92㎡/構造 木造二階建/所在地 北海道 ニセコ/竣工 2010年11月
有限会社 ヒコ コニシ設計事務所