練馬区の閑静で北東側が公園、西側が畑と開けた環境に立地。2階をLDKと洗面・浴室としキッチンと浴室側にウッドデッキを設け、水場廻りに外部への開放感を持たせました。ベタ基礎の上には温風式のダクトをコンクリートに埋設し、蓄熱式の床暖房を採用。外壁は砕石モルタルの厚い掻き落としの塗り壁とレッドシダーの板張りで、シンプルな構成だが深みを表現。内部は珪藻土、床材のウォールナット、ガラスモザイク等の仕上げや衛生機器、さらにディテールまで時間を掛けこだわった住宅です。(掲載誌:LEE)
砕石入りモルタルを掻き落とした厚みのある黄土色の塗壁が素材感を表しています。ガレージの上はウッドデッキで浴室、キッチンから出られます。塗壁を一部窪ませて板貼りにし、ウッドデッキの目隠しルーバーの木がアクセントになっています。
2Fのウッドデッキは浴室・キッチンに繋がり、外部に対して目隠しを設けています。デッキと同じ材でテーブルとベンチ、ステージを造作。
玄関の土間から繋がっている手洗コーナーです。インテリア性のある機器と腰壁のガラスモザイク、正面の化粧ガラスブロックで意匠性を高めています。
ダイニング側とは対照的に開口を抑え篭る感じにしてあります。
ロフトへ上がる階段とバックの壁の開口がオブジェのように見えます。
右手奥がキッチンになります。天井を高くして梁組を大きく表しています。床材はこげ茶色の無垢ウォールナットフローリング。
ステンレス製のオリジナルキッチンで、食洗機以外はオープンでワイヤーラックをクライアントが組み込みました。右手奥がパントリーです。
小屋裏のロフトで天井は低いので、床を畳敷きにして座のスペースにしていて、手前は文机を造りつけています。
趣味の音楽スタジオで、CD、本棚や楽器の収納スペースを造作しています。
天井が高く、トップライトから自然光が入る明るい水回りです。
洗面と同様、天井が高くトップライトからの光で心地よいバスルーム。開放的な開口部から、ウッドデッキへと繋がります。