太陽と棲む建築士の自邸

閑静な住宅街に建つこの建物は、自然エネルギーの最大活用を目指した建築士の自邸。夏の太陽を遮り、冬の太陽を取り込むといったパッシブデザインを基本に、空気集熱式ソーラーシステム、薪ストーブ、薪ボイラーによる給湯と暖房、雨水利用トイレなど、自然と共に暮らす姿を具現化している。

  • 懐かしい未来を感じさせる外観デザイン

    透明な屋根や、適度にデザインに取り込まれた木部もアクセントとなり、斬新ながらもどこか懐かしさを覚えるような佇まいとなった。

  • 縦にも横にもつながる広がり間取り

    部屋と部屋を廊下で繋いでいくような「足し算」の家づくりではなく、大きな空間を最小限の間仕切りで仕切り、必要なスペースをつくっていく「引き算」の家づくり。大らかな空間が健やかな家族を育んでいく。

  • 無垢と漆喰の空間を引き締める鋳物のストーブ

    玄関からもう一枚引き戸を開けると、庭へと繋がる通り土間に。黒モルタルの炉台と鋳物のストーブの存在感が、空間のアクセントにも。

  • 用途を兼ねる空間利用

    この畳の間は、リビング繋がりに設けられており、普段は家族みんなで使用する。客人が訪れる時には、襖を引いて個室利用するほか、年老いたのちに夫婦の寝室としても。真ん中の畳を上げると床下は大容量の収納空間になっている。

  • すまいの真ん中にあるキッチン

    キッチンでは、リビングはもちろんのこと、外で遊ぶ子ども達や、吹き抜けを通しての2階の気配など、いつも家族を感じることができる。写真奥の引き戸の向こうは、玄関から繋がる食品庫。

  • 新たな楽しみをもたらすバルコニー

    建物いっぱいに広がるバルコニーは、奥行きを通常の倍以上にすることで、単に洗濯物を干す場所から、様々な用途に活用。日射コントロールのために、屋根と床の一部を透明素材に。

  • デッキスペースは外にある室内と考える

    全体を屋根で覆われたウッドデッキスペースの広さは5坪にもなり、リビングや畳の間と繋がっている。庭の腰かけスペースというよりは、外にあるリビング空間であり、雨の日でも十分楽しむことができる。

  • 美しくも力強い木組みの梁

    根曲りの太鼓梁が伸びやかに行き交う小屋組み。この大らかな空間を、子ども達の成長に合わせてアレンジしながら使いこなしていくのも、楽しみの一つ。

  • メリットも多い2階の浴室

    この住まいでは2階お風呂を採用。メインの理由は、家族が集い長い時間を過ごす一階の団らんスペースを広く取るためだが、結果として、浴室の日当たりや風通し、解放感と安心感の両立、コンパクトな洗濯導線などのメリットを生み出した。

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