久保田正一建築研究所

kc2 cube+cube

Cool Modern Box

眼下に街並みを望む丘陵地に建つこの家は、敷地環境を巧みに活用した独特の間取りとコンクリートが持つ質感をインテリアに採り入れた木造住宅。 1階はLDKのみをフラットに配置。コンクリートで仕上げた土間床と、正方形のキッチンカウンターが印象的だ。このキッチンは施主が自ら選んだシンクやIHコンロなどに合わせたオーダー仕様で、建物の基礎工事の段階で造られたものである。床は基礎上に仕上げコンクリートを流し込み、防水・断熱処理が施されている。 螺旋階段を上がると、ワンスペースの広い空間。家族の絆を大切にしたい施主の要望に応え、あえて部屋を区分しないプランを採用した。 この家には、常に家族の気配を感じ合い、絆を深めるための工夫が随所に施されている。リビングに隣接するコンクリートのガーデンテラスもその一つ。家の内と外を一体化する独特の空間構成が用いられ、キッチン、リビング、2階フロア、すべての部屋からその様子を覗うことができる。 全てにシンプルな空間づくりと、コンクリートの質感を上手く利用したこのプランは、従来の木造住宅の概念にとらわれない斬新な発想と非凡なデザイン力が光る作品になった。


構造とインテリアのハイブリッドな関係=木造フレーム+鉄骨階段+コンクリートフロア

キューブを組み合わせた箱型の建物は、一見コンクリート造を思わせるが、木造軸組工法で建てられたものである。1階には大きなフルオープンサッシやコーナーサッシを設置。敷地は道路から2.5m上がっているため、人目を気にすることなく外の景色を望める空間が確保されている。また、象徴的な 螺旋階段は、箱型の直線的な空間の中で、デザインを和らげるアクセントになっている。

ロケーション
静岡市
規模
9 × 7 × 9 m / 104.34 ㎡ (全長, 高さ, 幅 / 面積)

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