長井建築設計室

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母の家

愛媛県今治市大島に建つ住宅である。

当初は、水回りの改修を主とした依頼だった。地元の大工、設備業者と現況を確認した所、地盤沈下・基礎のクラック・木材の腐朽・天井の雨漏り跡・瓦屋根のズレなどが部分的に見られた。クライアントに状況を説明し建替えも視野に入れて、家族で話し合ってもらった。その対話のなかにあった「海を眺めながらお風呂に入るのが夢(あこがれ)」だったという母の言葉で方向性が決まった。

敷地は北側の海からは少し離れてはいるが傾斜地であり、なんとか海は眺められそうで南側には山並み、敷地内にはたくさんの樹木があるとてもいい環境だった。

プランは1階に自転車置き場となる小屋(ここには既存母屋の丸太梁を使用している)・家族が集まる部屋、2階にも集まって寝泊まりできる部屋、そして海を眺められる浴室。この浴室は80㎝ほどフロアレベルを上げている。

ヴォリュームとしては、3mの正方形の小屋棟と5mの正方形の主棟からなる。配置は既存樹木と1階の窓の関係と少し恣意的に正方形を45°回転させた形としている。外観は古い町並みに合わすことがなんとなく話し合いのなかで決まり焼き杉を採用している。また屋根は高さを抑えるためにフラットルーフを提案した。フラットルーフにもクライアントは抵抗なく、むしろ屋上へも上がって景色がみたいと前向きな意見が出たことで、木造の階段棟を計画した。この階段棟も45°回転させた2mの正方形で構成し、三次元解析を用いた通し貫構造にて成立させている。こちらはまだ未施工である。

最後にセカンドリビングにあるFIX窓は景色をみるために一枚ガラスにすることも可能ではあったが、ここではなんとなく四枚ガラスにしている。色々スタディし落ち着いた結果であるが、これは幼い頃には誰もが描きそうな家の窓をこの母の家では表現したかったんではないか、今はそんな気がしている。(2015.01.15長井)

用途:セカンドハウス

構造:木造在来構法

規模:1F-39.65 ㎡ 2F-28.16 ㎡ TF-67.91 ㎡

竣工:2014.05

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