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下町のコンクリートCUBE

【敷地】

敷地は町工場も混在する住宅地である。駅が近い事もあり、更に小売店舗も多い。職住が入り混じる街並みは自らの原風景でもある。隣地の銭湯が僅かながら下町の風情を残している。

【設計】

敷地の西には大きな庭がとれるスペースがあった。1階リビング・ダイニングは庭との繋がりを重視するため、西面に大きく開いた。また、南側には近隣の視線を気にせずとも良い開口を確保するため、壁に囲まれた中庭を置いた。向かい合わせになるキッチンに立てば、中庭の木々が常に目に映るよう考えた。 

2階は、西側の箱に寝室、東側の筒に和室、それらを結ぶ北側に水周りを配した。寝室は光を取り込みすぎないよう配慮し、反対に和室は筒の奥深くまで光が届くよう、最高部まで開口を求めた。その上で身長程の独立壁を設け、視線を遮る役割を与える。その壁が精神的な安心感と、強い影、鮮烈な光をもたらす事を期待したのである。

【構造】

 クライアントは頑丈な建物を望んでいた。構造は、鉄筋コンクリートの壁式構造を選択している。1995年1月、阪神淡路大震災の際、1棟も倒壊していないことからも分かるよう、住宅としては最も地震に強い構造体と言える。内外ともコンクリート打放し仕上げにする事で、強く固い仕上げをいつも目にする事になる。面で囲まれた頑丈で固いキューブは、精神的な安定を生むのではないかとも考えている。

【美】

 安全で強い構造体を更に「美しい造形」へと高めるため、贅肉は徹底的に排除した。庭、中庭、アプローチ等の外部と、内部の空間は、躯体のずれが生む中間領域によって結びつけられている。

便宜的な庇などは設けず、躯体自体にその役割が与えられ、機能している。その姿勢において妥協しない事が、品ある建築に繋がると考えての事である。

【環境】

 建築において環境との関わりは何より重要な事である。僅かな空間であっても、自然と共に生きている、生かされている事を実感出来るよう、庭木には配慮している。

ロケーション
大阪

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