主寝室棟とリビングダイニング棟は中庭をはさんで向き合っている。それぞれの棟の床高さは48センチの差があり、視線がぶつからずに石積みの庭を楽しむことができる。
居間、食堂、台所は一室になっている。吹き抜けの居間は2階のアトリエや廊下ともつながっている。ご先祖が植えた木を自然乾燥し、製材して梁や桁として用いている。
居間・食堂には折戸が設けられているので、前面開放できる。部屋からは木製テラスを経て中庭へ出ることができる。。中庭の木々はごく身近にある。
居間・食堂の身近なところに中庭がある。シンボルツリーのカエデの姿を吹き抜けのガラス越しに見ることができる。
和室になっている主寝室からもすぐに庭に出ることができる。出たところは土舗装されている。居間の床高に近い土の高さにするため、御影石を積んだ。ガラスの廊下は屋根もガラスになっている。
こちらは道路に面している。室内から緑が見えるよう窓の外にギンモクセイとシャラをうえた。道路沿いにはユキヤナギがきれいな花を咲かせる。
正面の外観。道路に面して前庭を設けた。道路から石を伝って玄関に至る。アプローチの両側の四季折々の花や池が、通る人の目を楽しませてくれる。