後藤武建築設計事務所

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交差点

山の斜面を切り崩して出来た古い宅地造成地がはじまるところ、二つの道路が交差する角にこの住宅は建っている。交差点に面して細長い舞台のようなこの土地は、長らく住宅用地として考えられてはこなかった。でもここがいいというクライアントの直感を、私は面白く感じた。 

遠くに見える二つの山の稜線を家の中から楽しみながら、二つの方向から近づいては消えていく車の流れを家の中から消していくこと。この二つを同時に実現する家のかたちを考えていたら、歪な多角形にいきつくことになった。外からは造成された台座の上の彫刻のようなヴォリュームに感じられ、室内からは遠ざかり広がっていく風景の一部になるような建物を考え出した。

切土盛土を鉄筋コンクリートの擁壁で固めて出来た宅地造成地は、その人工性を覆い隠すかのように新建材の二階建て住宅で埋め尽くされてしまう。宅地造成の人工性とも異質な新建材の住宅群は、宅地造成地に更なる人工性を与えることになり、嘘くさい住宅街が出来上がる。この二重の人工性を避けるただ一つの建築的方法は、宅地造成の人工性に身をゆだねることだ。宅地造成をすでにある自然であるかのようにして、その上につくる建物も宅地造成のようにつくること。ランドスケープの修景のように、住宅をつくりたいと考えている。

ロケーション
栃木県鹿沼市

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