Cottage Style / コテージスタイルが手掛けた南アルプスの丸太小屋 | homify

Cottage Style / コテージスタイル

0551 -26-4305

南アルプスの丸太小屋

南アルプス、甲斐駒ケ岳の麓に建つ延床面積38坪のカナディアンログハウス

風景を生かす丸太のログハウスを甲斐駒ケ岳の麓の丘に建てました。ここは南に富士山、西に八ヶ岳を望むとっておきの場所。

ケヤキ、カツラ、モミなどの植栽計画により、建物と植物で一つの風景を創りだすと共に、植栽にはログハウスを日差しや風雨から守る役目も持たせました。

室内の壁は木の香りを味わえるよう無塗装にし、ワイルドな丸太の味わいを残しながら優しさも感じます。照明、水周り、キッチンは米国直輸入の住宅設備を用い、インテリア家具は主に米国イーセンアーレン社の家具をアメリカンカントリーでコーディネート。

ログ材は平均直径30センチのダグラスファー、米国製木製サッシを使用しています。

上水道は敷地内地下75メートルからの「南アルプスの天然水」を汲み上げて使用しています。

●種別=住宅 ●延べ床面積=127㎡(1階=72㎡、2階=55㎡) ●構造=丸太組み構法 ●竣工=1993年1月

ロケーション
山梨県北杜市
規模
9 × 8.5 × 8 m / 127 ㎡ (全長, 高さ, 幅 / 面積)
総工費
¥30,000,000.00
  • 南アルプスと丸太小屋

    春のログハウス。背後に鳳凰三山を望み、四季折々の景色が美しい。

    高台の開放された土地空間では、周囲の植栽はログハウスのある風景を作るだけではなく、丸太を紫外線や風雨から保護する重要な役割も担い、落葉樹は室内への眩しさや夏の紫外線もカットし、冬は室内に日差しと遠くの景観を与えてくれる。

  • 東側からの丸太小屋

    棟木と母屋に配した方杖(Brace)は構造を強化するだけでなく、カントリーハウスの良きアクセントとなっている。

    広葉樹の植栽は落葉後は冬の日差しを透過して、室内からの見晴らしも夏季とは違った印象となる。

  • 南側からの丸太小屋

    手前のコーナー部はリビングルーム。2階奥の部屋にはシェッドドーマーを設置し、南アルプスが望める。

    吹き抜けのリビングからの煙突はログハウスの重量感とバランスの取れるカルチャードブリック貼りの角煙突とし、手前の畑は今のところご近所の所有だが、こんな場所にちょうどキッチンガーデンがあると理想的。

  • カントリースタイルのリビング

    ログハウスとサイズ感の合う輸入カントリー家具で揃えたカントリースタイルのリビングルーム。

    北米産のダグラスファーを積んだログハウスの室内は木の香りをそのまま味わえるよう無塗装。

    画面左手のチェアは、固定されたベース部に乗る椅子のみスウィングする。

    薪ストーブはヨツールのもの。

  • 丸太小屋の照明

    照明は照明器具個々のデザインよりも、「どこに配線を引き出して、どこを照らすか」の照明計画が重要。これは同じ空間でも、そこで暮らす人や家具の配置で全く異なるので、設計の初期段階でのプランニングが大切。何かと忙しい家造りで「照明は後で考えれば」では遅いのだ。

    器具は後日の交換は容易だが、配線の変更は手間がかかる。また、従来の部屋全体を明るく照らすことから一歩進んで、積極的に陰影のメリハリも付けながら、昼と夜で違う雰囲気を味わいたい。

    この例ではスポットライトで丸太壁と薪ストーブを浮かび上がらせ、フロアランプとテーブルランプで必要な部分を照らして、雰囲気を出した。

    フロアランプやテーブルランプは海外のホテルでも必ず置かれているように、これらは「補助ライト」ではなく主役級の照明設備。設計段階からフロアランプやテーブルランプを照明計画に含めたい。

  • ダイニング&キッチン

    パイン材のアンティークテーブルと米国イーセンアーレン社のカップボードを中心にまとめた。

    キッチンは建築当初は手前側を向いた対面式で、カップボードの中心位置から左側に壁があった。このため正面の窓からの景色が生かされておらず、閉塞感があった。冷蔵庫裏の壁のスジは、以前の壁の名残。キッチン左手の壁は柄物のクロスを用い、変化を出した。

  • 床下排気システムのキッチン

    キッチンは幅240cm。米国製で、面材はメープル無垢材。ワイルドな面材もログハウスには似合うが、このような木目がおとなしい材も、ログハウスに優しさを与え、意外と似合う。電気レンジは米国製の床下排気タイプで、ログハウスの丸太壁をキッチンの意匠として生かすことができる。シンクはホーローの深型。

    照明はキャビネット後方の天井左右から丸太壁を向けて、2つのスポットライトを照射し、柔らかな雰囲気とし、手元灯としてシンプルなペンダントを吊るした。

  • 丸太を活かした寝室

    米国イーセンアーレン社のキングサイズベッドを入れた寝室には木の香りが溢れ、とても癒される。

    寝具も森の香りを感じる動物モチーフが雰囲気。また、ログハウスにはタブ式のカーテンが素朴さを感じおすすめ。

  • 広々とした洗面&トイレ

    洗面台は非日常感と使いやすさを重視してペデスタルシンク(脚付き洗面台)を設置。脚付きの洗面台は洗面台下部に足先が踏み込めるためとても実用的。清潔感と明るさを出すため正面の壁にはストライプの壁紙貼りとし、洗面鏡はゲームボードの盤をデザインとして活かし鏡を取付けた。

    鏡の付いた壁の裏側は浴室で、左手のドアは脱衣室へ続く。

  • 梁構造を意匠として活かしたロフト

    玄関側屋根にに大きなトラスを採用し、ロフト容積を広げた。このため室内側の梁構造がログハウスらしさを感じる良い意匠ともなっている。

    ここは冬季は薪ストーブでとても温かい開放的な空間。天窓もあり、画面手前側は吹き抜け構造なので、米国製のデイベッドで過ごす時間は開放感に溢れている。

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