所在地 静岡県伊東市
敷地面積 533.63㎡ (161.4坪)
延床面積 182.85㎡ (55.31坪) 1階 89.37 ㎡ 2階 93.48 ㎡
主体構造 1階RC造+2階木造
施工会社 (有) 太田建設
設計期間 2005.05~2005.09
施工期間 2005.11~2007.05
福島県白河市、築180年の農家を静岡県伊豆高原に移築再生した建物である。眺望の良い2階へ居間、食堂をつくり、古民家の架構空間とするため、1階部分をRCとした、コンクリートと木造の混構造建物である。この民家は設計以前すでに約1年間、解体保管されていた古材であったため、資料は簡単な番付と写真のデータのみであった。従って想像上の設計カ所が多く、工事に入っては架構の組立が難工事であった。しかし組み上がってみると、経年変化して黒々とした古材の梁組はものすごい迫力で見事なものである。またこの家のアプローチにある腕木門は山梨県の古民家にあったものをそっくり移築し、屋根は杉皮で葺き直したものであり、古民家にさらに奥深い感じを与えてくれている。
駐車場から見る。1Fコンクリート、2F木造(古材利用)
アプローチ
玄関から腕木門を見る
囲炉裏のある居間から和室を見る
囲炉裏のある居間から和室を見る
カウンターバー
キッチンから食堂を見る
半屋外にある温泉付浴室
露天にある坪庭
桜の木が目の前にある2階に露天感覚の浴室と桧風呂
和風庭園にある腕木門とアプローチ
解体保管されていた古材