富樫雅行建築設計事務所が手掛けたWABI-YA | homify
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富樫雅行建築設計事務所
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WABI-YA

日本の道百選として知られる赤松街道。明治9年に明治天皇が七飯勧業課試験場に行幸されたのを記念し赤松並木となった。そんな赤松街道沿いも大規模開発により、その景観は近年少しづつ崩れつつある。侘び屋では、横手に見える横津岳の稜線に連なるよう細長い寄棟とし限りなく軒を深く低く抑えた。「マウンテンハット」と名付けたこの屋根は赤松街道の景観にスッと馴染むよう配慮している。外壁には、比較的安価な道南杉の胴縁に実加工し、一手間加えて繊細に包み込んでいる。軒天井や垂木、玄関ドアやルーバーなども道南杉の無垢材で表しとし、経年変化で外観の趣きは益々深まる。裏庭には赤松街道横の地元石切場で施主と選んできた1mほどの大きな安山岩を4畳半+6畳敷き詰め石庭としている。外周の犬走りにも同じくその砕石を敷き詰め、地場の素材をもってその大地と景観が呼応する。ポーチのコンクリートの土間は地元七飯産の砕石を、研ぎ出すテラゾーとした。無垢のステンレスの柱で支えられたポーチを抜け、玄関を開けるとまっすぐな通り土間が、居間から石庭へと抜ける。土間と言っても、茶室以外は全て、2匹の犬と猫の為に60センチの大判タイル敷きになっている。居間に入ると、部屋の中心にあるアサダの大黒柱と、クリの太鼓梁のダイナミックな架構が目に飛び込む。その架構の下には、ステンレスの塊のようなトーヨーキッチン、無垢のアルミの窓台、ナラの一枚板で造作したキッチンの作業台やテレビ台、白い薪ストーブなどが並ぶ。居間、キッチン、主寝室や子供部屋などは、北側の河川敷に向かって開かれている。軒高を抑えた事で光が行き届いた河川敷の植樹の借景が望める。石庭に配した水盤と南側浴室の水面には朝日がバウンドして居間へと入り込む。子供の部屋には、その性格に合わせ選んだイタヤカエデやナラのデスク、寝室にはニレやセンで本棚を組み、洗面台にはナラの一枚板、茶室にはクルミの柱など施主と隣町の厚沢部の鈴木木材で選んできた道産の木材を山建中川組の大工さんが一枚一枚カンナを掛け仕上げていった。インターネットで何でも取り寄せられる時代ではあるが、自立した地域づくりをしていくうえでも、地元の素材と地元の手で賄っている。不足の中に美を見い出した「侘び」という概念も、身近にあるもの(素材であり、周辺環境であり、その土地の歴史でもある)に常に想像力を働かせ、新たなものを生み出すことから生まれたのではないかと思う。その侘びの精神を込めた家づくりとなった。

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