女性アーティストのアトリエ兼ギャラリー兼住まい。
生まれ育った土地に戻る、創作活動の集大成の場をつくる、 やがて終の住処となり、その地に根付いて継がれていく。 という施主の思いを形にしました。
2層分吹抜のギャラリースペース、1.5層分のリビングダイニング、2階のアトリエスペースが、高さの違いを利用して、吹抜や床窓で、すべてゆるやかにつながり、常に気配を感じられる空間構成としています。
近所の方が集まる憩いの場にもなる大きな土間とリビング空間や、ギャラリーの吹抜とアトリエ、ギャラリーに隣接する寝室など、連続する空間は、引戸で開閉ができ、必要に応じて室に区切る、基本的には大きなワンルーム空間としました。
所在地 : 千葉県東金市
用途 : 専用住宅
敷地面積: 274.46㎡(83.02坪)
建築面積: 129.18㎡(839.08坪)
延床面積: 157.18㎡(47.54坪)
構造 : 木造在来工法
階数 : 地上2階
構造設計: aR構造設計事務所
施工 : 株式会社 東條工務店
施主のご希望であった『円やアールのある形状』を建物の顔となる正面で、円状のテラスとそれを取り囲むルーバーで表現しています。
テラスは、道路からのバッファーとして、また、ルーバーに取り囲まれた半屋外的な空間として、ギャラリーの一部としても利用。
リビングとつながる広い土間は、ギャラリーの導入空間として、来客の滞留空間として。
ご近所からのお客様は、連続するリビングにちょっと腰掛けて、靴を脱がずに対応可能。
1.5層分の高天井のリビング。
ギャラリースペースの廊下の床窓から。床と吹抜けが連続。
アトリエの床窓とキッチン吹抜けが連続。
引き戸をしめるとリビングとして独立します。
アクセントとなる階段。
引戸によってギャラリーの吹抜と仕切る。
床窓がリビングと連続。
2階アトリエより。ボタニカルアートの作品を彷彿させるようやわらかなデザインとしています。