一級建築士事務所アトリエ樫が手掛けた奏でるsumai | homify
一級建築士事務所アトリエ樫

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奏でるsumai

ご主人はオーボエ、奥さんはフルートを奏でます。音楽好きの二人が求めたのは、音楽室を併設した小さな住まいでした。今回の計画をスタートする以前に、ご夫婦が購入を検討された土地を、実は二カ所ほど調査しています。偶然かも知れませんが、どちらも周囲に竹林が広がる、台地の縁のような場所でした。最終的に購入を決めた この敷地の南側にも、深い竹林が広がり、周囲の環境からは隔絶した静けさがあります。「音楽室を併設した住まいを求める」という物理的な要求があるのと同時に、「周囲を竹林の様な静寂に包まれて、楽器を奏でたい」という内なる要望が、常に二人には有ったのだと思います。

全体配置としては、音楽室を併設したこともあり、住まいは敷地南側の静寂に対して開き、散歩など多少の人通りが有り近隣住宅と接する敷地北側に対しては、少々閉じた構成となりました。音楽室は音場を考慮して不定形平面としています。その一方、住居部分はコストを考慮し、正方形の単純平面としています。用途も形状も異なる二つのスペースが、緩やかにつながる様、水平線効いた下屋を巡らせました。また、不定形平面を反映して、玄関廻りの壁がアプローチに対して少し振れているため、思いの外に優しい表情をしています。

室内は、意図的に形を創るというのではなく、材料のプローポーションや素材の質感を大切にしたいという気持ちで設計を進めています。メロディーよりもリズムを大切にすると云ったら良いでしょうか。建築物という「物」の中に佇んだ時に感じる澄んだ空気感を、生み出したいと常に考えています。

今回の計画では、クライアントの「内なる想い」、その土地が持つ「内なる力」を何処かで見つけ、その結果として本質的な住まいの魅力を生みだすことができました。まだ、住まいは竣工したばかりです。これから住まいの中で繰り広げられる「暮らし」を受け止めて行く中で、変化を遂げていく住まいの有様も楽しみにしています。

種別:新築

用途:専用住宅

規模:延べ面積 97.83㎡

構造:木造2階

所在地:静岡県

竣工日:20150922

ロケーション
静岡県

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