STUDIO POHが手掛けた立体一室住居 | homify
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立体一室住居

建築基準法の床面積はたった13.5坪、45㎡にすぎない小住宅です。ロフトや天井高さが低いため建築基準法の床面積にならない収納部分をまぜればかろうじて、20坪、65㎡です。

面積を超える空間を生み出すために、コンクリートによる直方体の空間の中に4つの高低差をもつスペースをつくります。 それらは、視線高さの相違により、キッチン・リビング・子供室・寝室というような機能=スペースが割り当てられます。 各スペースは左回りの動線で構成され、キッチン土間→リビング→子供室→寝室へ、奥へ奥へと場がつながります。

洗面・トイレ・お風呂が一塊となり、ボックス化されている以外には、部屋の仕切りはありません。 スペースを最大限有効活用するため階段さえもありません。 最大1mの段差があるスペース間は椅子を利用してジャンプで移動することになります。 その段差と南軸に垂直にかつ角を45度に切り取られた中庭に向けた抜けが、視線の交差を防ぎ、距離と広さを感じさせます。

要望を整理し機能と面積を絞り、仕切りをなくす事。形態を単純化、ディテールを詰めること。 STUDIOPOHが通常行う手法ですが、それにより立体的な一室空間が形成されました。

ここには小さくても豊かな住まい、コストの削減を実現するため様々な手法が秘められています。

30cm、通常の1.5倍の壁厚のあるコンクリートで、単純な箱をつくること。コンクリート造り故、雨音や騒音も遮断できます。1万円/1㎥のコンクリートが1.5倍になってもその差は僅か。厚い壁に囲まれる安心感も得られるでしょう。

箱の内部は厚い無垢材で構成すること。木の暖かさや柔らかさを充分感じられるよう内部の床は30mmの厚い無垢材でつくられています。また自由に釘を打つことができセルフビルドにも対応、家族の成長にあわせ場を変えていくこともできるでしょう。

中庭に面する大開口部は予算を集中し金物屋さんに発注し、スチールで製作。そのほかの開口部は、高価なRC用ではなく、木造住宅用アルミサッシに細工をして取り付け、開口部部分のコスト削減に寄与しています。

廊下・階段などの移動動線、すなわち無駄な部分を全てカットし、スペースとスペース、機能と機能をダイレクトにつなげることだけで、魅力ある空間を生み出す。 狭い空間でも視線の抜けをつくり、平面図ではわからないようなゆとりを生み出す。素材、材料は譲らない。だからこそ得られる豊かな空間。そんなローコスト小住宅です。

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