建築に用いられるタイルとしては陶磁器のものが一般的ですが、タイル自体にはコンクリートや大理石など、様々な種類のものがあります。その陶磁器にも陶器質・炻器質・磁器質といったように異なる種類があり、特長も異なってきます。タイルとはそもそも、薄く成形された焼き物のことで、汚れや水に強いなどの機能面に優れています。また、その大きさや色、形にも多くのバリエーションがあり、様々な印象の空間をつくり出せる柔軟なデザイン性も持ち合わせています。京都のような伝統的な街並みの地域でも、それに合った建物の外観やエクステリア空間をタイルで演出することも難しくありません。そうした際は、京都を拠点に活動するタイル工事業者に依頼することで、京都らしいタイルデザインもスムーズに提案・施工してくれるでしょう。
デザインのバリエーションの豊富さ、耐水性や汚れに強いこと以外にもタイルのメリットは多々あります。耐候性や耐摩耗性、さらには防火性にも優れているという特長があるため、建物の外壁や玄関アプローチ、床材としても取り入れることができます。そうした多様で優れた機能性を持つことから、長期間メンテナンスを必要としない建材となり得ることも大きなメリットとなるでしょう。しかし、それには最初の施工が重要となりますので、しっかりとタイル施工を行ってくれる信頼できる業者を見つけてみて下さい。
上でも述べたように、建築に一般的に使われる陶磁器のタイルには大きく分けて3つの種類があり、それぞれの特徴に合わせて取り入れる場所も異なってきます。まず陶器質タイルですが、これは陶土や石灰などを原料とし、比較的低い温度の1000~1200℃で焼成されてつくられるタイルになります。この特徴としては、きれいな色合い、多孔質で比較的柔らかく、吸水性も高めとなります。主に、室内の壁に用いられる種類です。次に、磁器質タイルですが、これは石英や長石などを用いながら、1300℃以上になる高温で焼成されるタイルになります。非常に緻密で硬く、透明性のある素地で、吸水性もとても低いのが特徴であることから、水廻りや床材にも使われます。最後の炻器質タイルは、粘土や長石といったものを1200℃程度で焼成されるもので、磁器質タイルのような透明性はないものの、比較的硬く吸水性も低いのが特徴です。
タイル工事の方法にもいくつか種類があり、大きく湿式工法と乾式工法の2つに分けられます。まず湿式工法は、昔ながらのタイルの工法で、モルタルを下地として、そこにタイルを貼っていくというものです。2つ目の乾式工法は、先程のモルタル下地に代わって、接着剤を用いてタイルを貼っていくというものになります。一般的に、乾式工法の方が工期が短く、メンテナンスの手間がかからないと言われていますが、その反面、コストは湿式工法の方が安くなります。2つの工法ともに細かく見ていくと、様々な種類がありますので、タイル工事業者に相談をする際に工法についても聞いてみるといいでしょう。
タイル工事をお願いしようと調べてみると、多くの業者があることに気付かれると思います。ここで少しタイル工事業者選びのポイントを見ておきましょう。まずは、地元の業者から選んでいくことが大切になります。京都の場合、地元京都を中心に施工している業者に依頼することで、工事はもちろん、ちょっとした相談やアフターサービスも素早く対応してくれます。また、京都の街並みに溶け込むような建物の外観やエクステリアのタイルデザインの経験が豊富であることも魅力となるはずです。そして、京都のいくつかの業者に見積もりをお願いし、その見積内容や相談する過程で、一番信頼できるような業者を選ぶことが重要となると思います。
タイルは、非常に多様なデザインを可能にしてくれる建材ですが、一方でイニシャルコストが他のものよりも高いという面もあります。しかし、その後のメンテナンスが不要なので、トータルで見るとそれほど高い建材ではないと言われています。しかし、それには最初の施工がきちんとなされることが重要となるのです。そのため、タイル工事をお願いする業者選びというのが、非常に大事になってくるのです。最初の段階で、最も安く工事を請け負ってくれる業者を一番に選ぶのではなく、アフターサービスも含めて長く付き合っていけるような、信頼のおける京都のタイル工事業者を見つけてみて下さい。
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