家の印象に大きく影響する屋根。見た目はもちろんですが、環境によって防水性、防音性、断熱性などの屋根材の仕様も重要なポイントです。屋根材は種類によって特徴が大きく異なり、それらのメンテナンスの方法も様々です。もし屋根に不具合が生じてお悩みの場合は、専門の屋根工事業者に相談してみてはいかがですか。
東京を除いて横浜、大阪、名古屋、札幌に次ぐ人口151万人の大都市である福岡市。産業も集積しており、密度の高い都市機能が実現されています。世帯数に比例し、専門の屋根工事会社も多数存在しており、腕の良い職人さんも多く在籍しています。後悔しない屋根工事を行うためには、見積もりは必ず数社に依頼し、その会社の費用感とその内訳を確認することが大切です。その上で現在の屋根の悩みやリフォーム方法について何でも相談できそうな担当者かどうかで見極めるのが良いでしょう。こちらでは屋根材の種類や特徴、工事方法、費用の目安をご紹介します。
大きくは次の4種に分けられます。
⒈ 金属系
①トタン
長所:雨漏りしにくい
施工の日数が短い
ローコスト
短所:見た目がチープ
耐久性が低い
防音性が低い
夏は暑く冬は寒い
耐用年数:約10〜20年
メンテナンス:頻繁にサビの補修や塗り替えが必用
②ガルバリウム
長所:軽量で耐震性が高い
一般的なものなら安価
カラー展開が豊富で加工がしやすい
長所:断熱性が低い
防音性が低い
傷が入りやすい
耐用年数:約30〜40年
メンテナンス:10〜30年で塗り替えが必要
③ 銅板
長所:サビにくい
ローコスト
柔らかく加工がしやすい
軽量で耐震性に優れている
耐用年数:約50~60年
メンテナンス:ほとんど必要なし
⒉ スレート系
①化粧スレート
セメントに繊維材を混ぜてつくられており、最も多く使われている屋根剤です。
長所:軽量で耐震性が高い
ローコスト
カラーが豊富で施工しやすい
短所:割れやすく劣化しやすい
耐用年数:約20〜25年
メンテナンス:7〜10年で塗り替えが必要
②天然スレート
粘板岩の玄昌石という石を板状にしています。
長所:耐候性が高い
耐久性が高い
断熱性に優れている
短所:価格が高い上に割れやすいため、日本ではあまり普及していない
⒊ セメント系
① プレスセメント瓦(厚型スレート瓦)
セメント、硬質細骨材、水を混ぜて作られたモルタルの瓦です。
長所:耐熱性に優れて居る
膨張縮小の影響を受けにくい
カラーが豊富で施工しやすい
ローコスト
耐用年数:約30〜40年
メンテナンス:10〜15年で塗り替えが必要
②コンクリート瓦(モニエル瓦)
プレスセメントと同じ原料で作られています。セメントの割合が少なく押し出し成形方式で形を作るので、立体感のある洋風住宅に向いています。
長所:耐火性に優れている
カラーが豊富
⒋ 粘土系
・日本瓦
瓦の形にして乾燥させた粘土を、高温で焼き上げて作ります。
長所:屋根材の中で最も耐久性が高い
メンテナンスがしやすく一枚単位で取り替えることが可能
塗装の必要がない
短所:重量があり、耐震性が低い
耐用年数:約50〜100年
メンテナンス:25〜30年で下地の補修が必要
屋根に次のようなことがあれば専門の業者に相談してみましょう。
・ 雨漏り
・ 天井にシミ
・ 変色や色あせ
・ 損傷
・ 錆
内容によって依頼先は変わります。
・瓦屋根の場合:瓦屋
・スレート屋根、鋼板屋根:板金屋
・塗装の場合:塗装屋
⒈ 葺き替え工事
野地板(木材下地)、防水シート(ルーフィング)、屋根材を張り替える工事で、価格の目安は約30坪で60~200万円です。
⒉ カバー工法
既存の屋根の上に、重ねるように屋根材を取り付けていきます。屋根の撤去がない分、葺き替え工事よりも費用が抑えられます。価格の目安は約30坪で80~120万円です。
⒊ 塗装工事
まず屋根を洗浄してから専用の塗料で塗り替えます。価格の目安は約30坪で40~80万円です。
⒋ 板金工事
棟板金を取り外し新たに取り付ける工事です。もし木材下地も腐食していたらあわせて取り替えます。価格の目安は約30坪で20~80万円です。
⒌ 漆喰工事
日本瓦の下に敷かれている屋根と下地を接着している漆喰を入れ直す作業で、価格の目安は約30坪で30~80万円です。
⒍ 雨樋工事
破損や劣化箇所を修理します。足場の有無や雨樋に長さによりますが、3千~10万円が価格の目安です。
⒎ 防水工事
・ ウレタン防水:2,500円~7,000円/㎡
・ FRP防水:4,000円~7,000円/㎡
・ シート防水(ゴム塩ビ):2,100円~7,500円/㎡
・ アスファルト防水:5,500円~8,000円/㎡
・ コーキング防水:5,000円~30,000円
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