住まいで塗装が必要となる場合に多いのは外壁塗装
自宅の外壁塗装のやり直しが必要になった時は専門家である塗装業者へ依頼しましょう。京都市内で長く活動しており、周辺住民から信頼を得ている実績のある塗装業者を選ぶことが大切です。インターネット上での情報収集は簡単ですが、やはりその業者を実際に利用した顧客からの生の声が最も信頼に値します。そうしてピックアップした数社から見積もりを取り、比較検討した上で一社に絞りましょう。
または、新築時やリノベーション時にあなたの自宅を施工したハウスメーカーの担当者へ問い合わせることも可能です。前回の外壁塗装と同じ塗装職人が担当であれば、現場の作業がスムーズに進むでしょう。この場合はハウスメーカーが契約している業者が施工してくれるので、塗装業者を自ら選ぶ手間とリスクを軽減できることがメリットです。
外壁塗装をじっくり観察してみてください。外壁塗装に以下のような現象が出ていたら、あなたの自宅の外壁塗装は劣化が進んでおり塗り直しが必要な状態です。
・塗膜のひび割れや剥落
最も簡単に見つけることができるシグナルは塗装のヒビ割れです。
髪の毛くらいの細いヒビであれば無視して構いませんが、構造クラックと呼ばれる大きなヒビ割れの場合は要注意です。太陽からの紫外線、台風シーズンの暴風雨、夏と冬の気温差など厳しい気候の変化に晒されている外壁塗装は徐々に劣化して薄くなり、最終的にヒビが入り割れます。さらに劣化が進むとボロボロと剥落して外壁材が剥き出しになってしまいます。すると外壁塗装だけでなく外壁材までもダメージを受けることになるため、大きなヒビ割れを見つけた場合はできるだけ早く対処することをおすすめします。
・チョーキング(白い粉がつく現象)
外壁塗装の必要性を判断するには目で観察するだけでなく、あなたの手で実際に触れてみることも大切です。外壁塗装の表面を手のひらでざっと撫でてみてください。手のひらが真っ白になるほど粉が付いた場合は塗料が完全に劣化しています。これは塗料が紫外線を浴び続けたことにより分解され、白色顔料が表面へ浮き出てしまっている状態。外壁塗装のやり直しを必要としています。
・塗装後の年数
一般的な認識では外壁塗装の耐久年数は約10年と言われていますが、京都ならではの蒸し暑い夏、厳しい冬の寒さを経ると外壁塗装の劣化が早くなります。使用された塗料によっても耐久年数が前後するため10年という節目にかかわらず、あなたの目で実際に外壁をチェックし判断することをおすすめします。
外壁用塗料にはいくつか種類があり、耐久年数も価格帯も異なります。自宅の外壁に使用された塗料の種類をまずは確認しましょう。下記に塗料の種類と大まかな耐久年数を記します。(耐久年数は気候条件や塗膜の質により前後します。)
アクリル塗料 2~5年目
ウレタン塗料 5~8年目
シリコン塗料 7~12年目
ラジカル 8~13年目
フッ素系 10~15年目
無機系 15~20年目
遮熱系 15~20年目
外壁塗装の施工に向いているのは安定した天気が数日続き、なおかつ湿度が低い時期です。京都市の場合は春から梅雨入り前、秋雨前線が去って湿度が下がる秋から初冬にかけてがおすすめです。このシーズンは塗装業者への依頼も多くなります。人気の業者は予約が取れないこともあり得るので、前もって計画的に依頼しましょう。
また、外壁用塗料は気温五度以下になると乾きにくくなります。都市部でもかなり冷え込む京都市では夜間に氷点下になることもあるので、冬季に外壁塗装を施工する場合は気を付けてください。
外壁塗装の価格は塗装業者やハウスメーカーにより異なりますが、平均的な20坪台の住宅の場合、約85-105万円とされています(シリコン塗料使用の場合)。
京都市内は住宅が密集しており、町屋住宅だけでなく多くの建物が隣家と密接して建てられています。人間が入ることができないほど狭い隙間の場合、言うまでもなく外壁塗装の施工は不可能です。通常サイズの足場が組み立てられない敷地では狭小地用足場を使うため、足場単価が高くなるでしょう。
繰り返しますが、見積もりは一社だけでなく複数の塗装業者から取得し、総額及び内訳までしっかり確認することをおすすめします。決して安くはない金額を出すのですから、信頼に値する塗装業者と納得のいく契約を結びましょう。
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