住まいで塗装が必要となる場合に多いのは外壁塗装
外壁塗装が必要となったら塗装業者やハウスメーカーへまず相談しましょう。
神戸市内やその周辺で長らく活動している実績があり、顧客から信頼を得ている業者をまずは数社ピックアップします。いきなり一社に絞らず、候補の数社から見積もりを取り、施工実績はもちろんのこと接客態度なども含めて判断しましょう。
ハウスメーカーへ依頼する場合は、あなたの自宅を新築したり改装した際の担当者へ連絡すると話がスムーズです。ハウスメーカーが業務委託している信頼できる塗装職人を紹介してくれるはずです。
では、自宅の外壁が塗装を必要としているか否かはどうすれば判断できるのでしょうか。
実はけっこう簡単なんです。自宅の外壁を一度じっくり観察してみてください。
外壁に次のような現象が出ていたら要注意です!
・ひび割れや剥落、膨れ
髪の毛のように細いひび割れなら問題ありませんが、構造クラックと呼ばれる大きなひび割れが発見された場合は塗装が必要です。外壁塗装は太陽からの紫外線や気候の変化に常に晒されているため、経年劣化で塗装の膜がどんどん薄くなっていきます。大きなひび割れが出ているということは塗膜が薄くなり割れてしまっているということです。
また、ひび割れがもとになり塗膜が剥落したり、雨水が侵入して塗膜の内側に溜まることもあります。塗膜の剥落や膨れは外壁材へのダメージにもつながるため適切な対処が必要です。
・チョーキング(白い粉がつく現象)
外壁塗装が紫外線を長年受け続けて劣化すると塗料が分解され、白色顔料のみが表面へ浮き出てきます。外壁を掌でざっと撫でた時に白い粉が付いた場合は既に分解が始まっています。外壁塗装の施工を検討すべきです。
・塗装後の年数
一般的には十年目が外壁塗装をやり直す大きな目安と言われていますが、使われた塗料の種類によって耐久年数が異なります。自宅の外壁に使用された塗料の種類を調べてみてください。以下に種類ごとの耐久年数を紹介します。
アクリル塗料 2~5年目
ウレタン塗料 5~8年目
シリコン塗料 7~12年目
ラジカル 8~13年目
フッ素系 10~15年目
無機系 15~20年目
遮熱系 15~20年目
耐久年数が短い塗料ほど価格も安くなりますが、塗り直しのサイクルも短くなるため注意が必要です。一般的な外壁塗装に使用されているのはシリコン塗料です。
数社から見積もりを取り、必ず塗料の種類と価格をチェックしましょう。
神戸市は瀬戸内海式気候であり六甲山北側の内陸部と海に面した海岸部ではかなり気温差がありますが、平均的に冬季は温暖、夏季は厳しい暑さでも35度を超えることは多くありません。外壁塗装を行う最適な季節とは、塗料が乾きやすく丁寧な重ね塗りが可能である乾燥した晴れの日が続く季節です。
雨が続く梅雨の時期は言わずもがな不向きですし、梅雨を過ぎても神戸市とその周辺は六甲山の影響で夏は天気が変わりやすく、雷雨や夕立に見舞われることも多いので外壁塗装は避けた方が良いでしょう。
外壁塗装に向いているのは春や秋、そして冬も神戸市は温暖で雪が積もることはほとんどないので問題ないでしょう。
ただし外壁用塗料は気温五度以下になると乾燥しにくくなり、乾燥後に重ね塗りが何度か必要な外壁塗装では施工期間がやや伸びるかもしれません。
外壁塗装にかかるコストは塗料の種類と量(外壁の面積)、足場代によって決定されます。
神戸市内の一般的な住宅地を例にした場合、面積20~29坪の建物かつシリコン塗料使用でおおよそ85-105万円ほどとされています。
神戸市内の古くからある住宅密集地などで隣家との隙間があまり無い、または極端な狭小敷地などの場合は専用の狭小用足場が必要となるため足場単価が高くなります。
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