空間の中で広い面積を占めるためインテリアに大きく影響する床。フローリングやカーペット、畳など様々な床材がありますが、最近ではリノベーションによって100%無垢のフローリングを用いた温かみのある空間や、フローリング空間の中に畳がマッチしたようなインテリアデザインも人気です。靴を脱いで生活する我々日本人にとって、床の触り心地は快適に暮らすためにこだわりたいポイントの一つです。好みの床素材を見つけて快適な空間創りを目指しましょう。
大阪市にはリフォーム会社が多数あり、パナソニック、東リ、朝日ウッドテック、サンゲツなどの床素材を扱った大手メーカーやリフォーム会社のショールームも点在しています。デザインや素材、機能面について詳しく説明していただけますので、ぜひ一度足を運んで実際の商品に触れてみることをお勧めします。
1. クッションフロア
クッション性のある塩化ビニル系の床材で、大きくシートとタイルに分かれます。水に強く、店舗や住宅などで広く採用されています。
特徴:機能性に優れている
木目調や石目調などデザインやカラーが豊富
安価
遮音性に優れている
木目調はフローリングに見劣りする
家具の跡がつきやすい
仕上げ面が下地の凹凸に影響される
耐熱性が低い
2. フローリング
100%天然木を用いた「無垢フローリング」や合板の表面に天然木の薄板を貼り付けた「複合フローリング」や合板に印刷したシートを張るタイプなど、幅広いラインナップが揃っている床材です。設置の際は板と板を噛み合わせながら床全体を覆います。
①無垢フローリング
特徴:経年変化が楽しめる
自然素材特有の肌触りが気持ち良い
調湿効果に優れているため四季を通して快適に過ごせる
断熱性に優れている
温度、湿度によって変形する
汚れやすい
定期的なメンテナンスが必要である
耐水性が低い
複合フローリングに比べると費用が高い
②複合フローリング
特徴:デザインやカラーが豊富
耐水性、耐候性に優れている
温度や湿度による変形が生じにくい
無垢フローリングよりも費用を抑えられる
高級感が出にくい
触り心地が硬い
表面に傷がつくと補修は難しい
3. カーペット
ウール、ナイロン、アクリルなどの繊維素材からつくられる床材です。防音性や断熱性に優れ、色やテクスチャーも豊富なので一般住宅だけでなくオフィスや店舗にもよく採用されます。
特徴:防音性に優れているため階下への音漏れが少ない
保温性に優れている
柔らかく足に衝撃が響かない
経済的である
汚れやすい
環境によってはダニや臭いが発生する
車椅子やキャスターが付いたものの移動には不向きである
4. 畳
畳床に、編んだい草を貼って作られる床材です。日本の伝統的な技術が施された床材は断熱性に優れ、湿気も吸ってくれるので我が国の環境に適しています。
特徴:天然素材特有の触り心地の良さ
い草には天然の浄化作用、抗菌作用がある
定期的なメンテナンスが必要である
断熱性に優れ湿気も吸収する
傷が付きやすい
環境によってダニや臭いが発生する
厚みのある畳はクッション性に優れ、薄い畳はクッション性が無い
1. クッションフロア
タイミング:落ちない汚れが生じる
劣化による割れが目立つ
(約10年程度)
費用目安:約5万円(10㎡)
2. フローリング
タイミング:きしみを感じる
汚れや傷などが目立つ
(10年から15年程度)
費用目安:約10万円〜(10㎡)
※選ぶフローリングの材質、元の床材、広さ、場所により費用は大きく異なります。
3. カーペット
タイミング:汚れや日焼けが目立つ
ダニが発生した
(約5年程度)
費用目安:約6万円(10㎡)
4. 畳
タイミング:畳の日焼けが目立つ(約3年)、
畳同士の隙間が目立つ(約10年)
費用目安:表面の畳表を裏返す「裏返し」4,000円/枚~
畳表の取り換えの「表替え」5,000円/枚~
畳そのもの新調「畳替え」12,000円/枚~
床は人が歩きまわることによって日々傷んでいきます。どの床材でも定期的に必要なメンテナンスを行うことによって、できるだけ長くきれいに使うことができます。そして上記で紹介したような傷みがでてきたら張替えの検討をしましょう。
(表示価格は、2019年6月の参考価格です)
homifyで床工事業者だけでなく多くの屋根工事業者も登録しています。
畳やフローリングについては、こちらの記事が参考になるかもしれません。
homifyでマイホームの参考になる住まいの写真を見ることができます。