京都市の密集市街地や細街路は歴史的に形成されてきたものが多く、京町屋が軒を連ねて並ぶなど古くからの街並みを残している場所が多くあります。昔ながらの風情と狭いからこそ生まれる近隣とのコミュニティが魅力です。一方では防犯面で様々な問題があります。細街路に立地する場所では、法律上、大規模な修繕や建て替えが困難な場合もあり老朽化が進み空き家のまま放置されるケースも多々あります。また、密集市街地ならではの木造住宅の火災時の対処や防犯も必要です。
電気工事はそんな住まいを安全で快適に変えるサポートをしてくれます。電気工事業者は、電気工事業法に基づいて電気工事士の資格を持つ技術者が屋内・屋外の電気設備工事の全てを施行します。
個人住宅での主な電気工事業者の仕事内容をみてみましょう。
・電気工事・配線工事
(引き込み工事からコンセント増設、パソコンや電話回線などの各種配線工事)
例えばブレーカーがよく落ちる、配線を整理したい、電気の容量を増やしたい、配線を増設したい等の悩みを解決してくれます
・LED照明工事
新規照明取付工事、LED照明への取替工事など
例えば、電気代が気になる、電球交換が大変、古くなったので取り替えたい等の悩みを解決してくれます。
・アンテナ工事
一般家庭から集合住宅・ビル等の共聴設備のBS・地デジ対応のためのアンテナ工事、設置および調査を行います。例えば、地デジを観たい、衛星放送を観たい、テレビの映りが悪くなった等の悩みを解決してくれます。
・空調設備工事(エアコンの取付・工事)
一般家庭やビル・テナントなどの空調設備設置やメンテナンス等。
例えば、エアコンを移動させたい、クリーニングしたい、設置から全てお任せしたい等の要望を叶えてくれます。
・防犯カメラ・監視カメラ工事
防犯カメラ機器の販売、施工・アフターなどを行います。
例えば、住まいへのいたずら防止や防犯対策に最適です。密集市街地コミュニティーの安全を守るのにも役立ちます。
電気工事は専門性が高い部位なので素人では判断ができず価格の根拠がわからないものです。リフォームを行う時には、設備の価格だけでなく工事費用もしっかりと確認しましょう。
例)分電盤の交換費用
築20年を超えてくる住宅のリフォーム工事で多いのは、分電盤交換です。リフォーム時に新たに食洗器やエアコン、床暖房、IHなどを新設する際には分電盤から配線をひっぱらなくてはいけません。
通常、分電盤のブレーカーは1、2個予予備を残して置きますが、時にはその予備を使ってしまっていたり、予備ですら足りなくなる事があります。そのような時は、新しい分電盤に交換する必要があります。
例)古い家の場合、IHのクッキングヒーターが分電盤が合わない事が多い
IHのクッキングヒーターを導入する時には注意が必要です。築30年以上の200ボルトに対応していない分電盤の場合には、分電盤のみならず基幹線から配線まで全て交換が必要になります。
電気配線工事は、壁や天井の中の工事になり、見えにくい場所の工事とも言えます。価格をかさ増ししてくる業者も中にはいますので注意をしましょう。
電気工事の一般的な屋内配線の料金相場を見てみましょう。
(2019年1月の目安価格)
屋内配線…1万円/区画
設備工事…5千円/箇所
人件費……1.5万円/人
屋内配線の変更は、建物の構造によって費用が大きく変わってきます。住まいに合わせて見積もりを出してもらう必要があります。複数の電気工事業者から見積もりを出して比較検討することが大切です。
地域密着でサポートがある
電気工事はアフターフォローが大切です。 また、継続して気軽にメンテナンスや相談ができるかどうかも大切なポイントです。相談や見積もりの際の対応が迅速で丁寧かどうかをよくみましょう。
工事保証年数を確認しよう
工事後の保証の有無を確認しましょう。万が一、工事後に不具合などが発生した場合の点検・修繕作業や価格説明があると安心です。
明朗会計と価格
工事を依頼する前に見積もりで金額を提出してもらいましょう。
工事提案を複数してくれる
電気工事業者の得意とする工法だけでなく、希望に見合った最善の工法をいくつか提案してくれる業者は技術面でもカスタマーサービスでも信頼感が持てます。また、複雑な専門工事でもわかり易く説明してくれるかどうかもポイントです。
資材調達やメーカー補償が明確かどうか
どこのメーカー資材を使用し、またメーカー保証の有無が明確に確認できることも大切です。正規代理店からの資材調達でない場合、万が一、トラブルが発生してもメーカー側に保証してもらえない可能性があります。一方、資材の仕入れ価格を独自の方法で抑え、施行コストをより手ごろな価格で提案してくれる電気事業者もあります。
施行の経験の有無
電気工事業者によっては得意とする工事内容が偏っている場合があります。以前に同様の施行経験があるかどうかを依頼する前に確認しておくと安心です。
一貫体制かどうか
下請け業者が施工にあたり、実際の施工料金と中間マージンを合わせた金額を施工料として支払うということがおきます。依頼した会社が直接施工し無駄な中間マージンが発生しないことを確認しておきましょう。見積から施工、アフターまで一人の担当者が責任を持って対応してくれるとより安心です。
電気工事業者は、住まいの電気設備トラブルやメンテナンスも行ってくれます。「コンセントが割れた」「スイッチの接触が悪い」「照明器具を交換したばかりなのに点灯しない」「テレビの写りが急に悪くなった」「異音がする」「ブレーカーがよく落ちる」など、急な電気トラブルの際は迅速に駆けつけてくれる地域の電気工事業者がいると安心です。電気設備のトラブルは自身で解決できません。漏電や火災を未然に防ぐためにも迅速に駆けつけてくれる地域の電気工事業者を見つけておきましょう。
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