熊本は、九州の中西部に位置する街であり、九州において福岡市・北九州市に次いで3番目に大きな人口を持つ街であります。この度、九州新幹線が開通したことにより、その新幹線駅が熊本駅にも併設され、街の魅力も一段と増してきています。その熊本で家づくりを考えている方は、地元熊本の大工さんに依頼してみてはいかがでしょうか。というのも、熊本は海に面していますが、街の沿岸部は、港湾に適さない遠浅の海を持っているため、あまり住宅地など都市化がされておらず、一般的な海に面する街とは少し異なる地域性を持っているからです。それに加えて、過去の水害をもとにして、街の東部のなだらかな丘陵地に宅地などが広がっているのです。こうした独特の気候風土を持つ熊本で家を建てる際は、やはりこうした地元のことに詳しい熊本の大工さんに依頼することで、安心して土地選びや家づくりを任せられることはもちろん、その地域で長年住宅建設に関わっていることで築かれた建築士など周囲の専門家との信頼関係やサポートがあることも家づくりを依頼する上で大きなポイントとなるはずです。
建物の構造や工法、床面積など様々なことで住宅の建設コストというのは変化してくるため、おおよその費用を知るためには、建て主がどのような家をどこに建てたいかということや予算がどれくらいということがより重要になってきます。また、ハウスメーカーが建設費用に宣伝費を含めるのに対して、そうした宣伝費がかからない大工さんに依頼すると、同じ建物でも建設コストが安くなることがあるなど、依頼先によってもコストは変わってきます。それでも大体の費用が知りたいという場合は、住宅金融支援機構が調査したデータを参考にしてみるといいかもしれません。これは、住宅ローン利用者を対象とした調査で、それによると、熊本県で注文住宅を建てた際にかかった費用の平均はおよそ3300万円、その時の床面積の平均はおよそ134㎡となっています。そして、土地付きで注文住宅を建てた際にかかった費用の平均はおよそ3700万円、その時の床面積の平均はおよそ110㎡となっています。
熊本には、「日本三名城」の1つに数えられる熊本城が存在します。そのため、熊本城の周辺の地域では、熊本城からの眺望に加えて、周辺地域から熊本城への眺望も守るために、建物のデザインなどに対して厳しい制限がかけられています。熊本で家を建てようと考えている方は、この制限や制限がかけられている地域を知っておくといいでしょう。というのも、この制限によって、建物を通常よりもセットバックさせたり、高さを抑えることにより、熊本城への眺望を確保するだけでなく、「地域で推奨する色彩」「使用できない色彩」といったように建物のデザイン面でも細かな規定があることから、この制限のエリア内では家づくりの中で妥協しなければならないこともでてくる可能性があります。そうしたことから、敷地選びの段階からこうした制限に詳しい地元の大工さんなどに依頼することで、安心して理想とする住まいを建ててみてはいかがでしょうか。
「森の都」や「水の都」と呼ばれることもあるように、熊本は豊かな緑や水辺空間が広がっており、街の方針としても自然との共存を積極的に進める街づくりとなっています。さらに、実は熊本の上下水道は全て天然の地下水が使われており、これは50万人以上の日本の都市の中では唯一熊本だけであり、世界の中でも非常に珍しい都市のようです。これは、阿蘇山の噴火によって形成された地層によるらしく、地上だけでなく、地下にも魅力的な環境が見られる街となっています。上でも見たように、熊本城やその風景や街並み、そしてそうした街の魅力を積極的に守っていく街の姿勢も、熊本を魅力的な街にしている所以ではないでしょうか。
近年、新築によってマイホームを手に入れるのではなく、中古物件を購入して、それをリフォーム・リノベーションすることによって「我が家」をつくるという方が増えています。このリフォームなどの家づくりの選択肢に加えることで、新築だけで考えていくよりも、それぞれのライフスタイルに合った立地にある敷地を見つけやすくなりますし、建設費用も比較的低く抑えやすくなります。100%自由にできないこともありますが、その中で間取りやインテリアデザインをほぼ自由に決められることも、その魅力の1つとなっているのではないでしょうか。築年数の古い中古物件に耐震面で不安に感じる方もいらっしゃると思います。ですが、そうした耐震性は耐震補強をすることによってきちんと向上させることができますし、リノベーションなどの経験が豊富な大工さんであれば、家族がそこで何十年と不安を抱くことなく暮らせる家にしていくために、高度な技術で建物の躯体自体も丁寧に補修してくれるでしょう。
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