はじめに・追記。 『根伐とRC基盤のチェック実行事例はHPの最新情報内・中根の家』・『構造木材の目視検品実行事例はHPの最新情報内・大洗の家』・『人寄せ空間のある家+高木屋敷木のある庭事例はHPの作品2内・瓜連の家』・『傾斜地のママ建築・傾斜庭のママ住む、和紙多用の西ノ内紙漉き屋の家はHPの作品1』に載せております・ご参照下さい。
『1品生産の木造住宅を創る・基本のこだわり実行は7つ』。
■1つ。『ものづくりの原点は万国共通手仕事です= 私は手書きの図面+手仕事の職方達とお互いに無い能力を出し合い 尊重し合う協同の姿勢で創る事』にこだわります。
● 『注文住宅はそれぞれが異なる敷地・家族構成・要望・予算に基づく1品生産が基本』。故に私独自の体験に基づき自由闊達に対応出来る手書きの図面にこだわり提出。(元所員達にお手伝い頂いている図面は除く。)
● 『手直し工事無し(=死金使わず)の注文住宅が完成すれば、隅々まで美しく仕上がる』上に 『見え隠れする部位と部位とを正確に合体させる事実は、堅牢で美しい仕上り状態を永らく維持出来ます』。
◆ 創る対策1は『手仕事の職方たちが現場で悩み・勘違い等から、手戻り仕事を生じさせぬ対策が重要=例えば大工仕事の木部と左官仕事の塗り壁の取り合い部位=壁しやくり(不具合解消)処置の有無が引き渡し時の際等に、柱と左官壁との間にひび割れ・隙間有りを防ぐ対策は縮尺1/2の 平面・断面詳細図で明示して置く事(手を抜けば即・原点からのやり直しを命令出来ます。)を実行中』です。
◆ 創る対策2は『各職方達の能力の差から生じるバラツキを解消させる事も又対策1と同じ手法』です。一般図面の他に施工図を兼ねた「職尺1/2平面・断面詳細図」・「縮尺1/10創り家具図」等をA1版図で20~30枚位を独自提出。(茨城県内の大工棟梁を始め木造施工会社は施工図を書く事が出来ぬ現実が存在、即ち 品質確保や美意識確保の意識の無さが起因)。ですが(鉄骨造・鉄筋コンクリート造の建物を大手建設会社に創って頂いた際、施工図は当然の如く提出されました)。
■2つ。『各居室に於いて、整理整頓し易い家は住み良く・美しさも30 ~40年の経年変化を受けても美しい室内空間は維持出来ます。故に収納スペースの確保にこだわります』。
◆私は『新居に持ち込む・生活用品1品1品の幅×奥行×高さと数量を把握の為・旧居の各居室で実測』。更に増加する生活用品類は『納戸の他・各居室毎に余裕のある収納スペース確保の平面計画案』を提出。
■3つ。『本物の木材でも日本全国各地に豊富にある杉特1等材(生き節あり材)は安価です+ひたむきな手仕事の職方達は見積もり書作成の際も正直者です = このペアで中間マージンを排除して創る家を実行中』です。
◆私は『町人・千利休が具現化し提示した・ありきたりの材料を含め、庶民の予算内で創る・質素・簡素 そして 左右非対称美の茶室を原形とする数寄屋の家』を実践中= 『無節・四方柾柱・内法材の希少価値材料や特殊技能者に代表される高額予算で創る数寄屋の家』とは一線を画し、『ありきたりの材料(時には既存住宅の古材を先代さんの形見として、或いは当家の着物等を用い彩りを添える素材として多用しております。
◆又 『高気密・高外張り断熱・通気構法・24時間機械換気・全館冷暖房の手法も 1998年竣工 石岡泉町の家以来実践中』です。
■4つ。『虫害に強い木材は冬伐採(寒伐採、樹木が水揚げを弱める11月初旬~2月末までに伐採)・木材には割れる・避ける・縮む・ねじる、反り曲がる等の性質がある事を存知ですか?=『竣工後に後悔しないためには目視検品は欠かせません・土台・柱・梁材の構造材は樹齢60年以上(現実は樹齢80年材が多数提示されます。)・特に土台は腐りと虫害を重要し100%赤身材を指定・各部材1本毎の6面体を建て主夫妻立ち合いの上必ず検品を実施、合格材だけを用い上棟をさせてます』。
●検品に際しての木材仕様基準を設計図に明示してあるせいか、一度もトラブルは生じておりません。一目見て不合格材が多数の際は、建て主に説明しさっさと引き返します。
■5つ。『外観は日本の風土に適した・簡素で美しい屋根掛けと深い軒の出による静寂の美しさと明暗の陰影を内観外観にもたらす古人達の手法』をお手本にしております。
◆屋根は『台風時に巻き上がる風雨にも雨漏りせず・春と秋の長雨・湿気充満の梅雨期』も耐え、そして『夏の強い日差しの防御には深い軒の出と共に雨漏りし難い窓上の庇設置は現代生活であっても必要不可欠』です。
◆私の作例では寿命10年のコーキングに頼る雨仕舞は排除してます。雨漏りが住宅の命を縮めます。
● hOUZZ に築24年~39年を経た民間・官庁の木造建築・9作例を掲載しました。私のHPから入れます、見すぼらしくなっているか ・否かをご覧になり判断下されば幸いです。
◆ 30年を経過しても見すぼらしく成らぬ事実を出発点定め、100年に渡って住み継ぐ財産となり得る住宅を追求しております。
6つ。 ✖基礎工事に『通常使用する一般コンクリートの耐用年数は約30年』と云われている事をご存知ですか? ✖。
●私は『3世代(約90~100年間)に渡って住み継ぐ財産となり得る住宅』を追求する為、恩師の内田祥哉先生が1993年日本建築学会 会長就任直後に発表下さった3世代耐用のコンクリート仕様を以後用いております。
●『そのコンクリート仕様は 呼び強度33N又は36N。水セメント比40%以下。スランプ15㎝以下。コンクリートの単位水量172以下』 を発表以来活用を実行中。
●実行1・『打設前のスランプ計測や底盤と立ち上りコンクリートの材齢7日・28日の強度試験4回は注文主と共に立ちいを実行。
◆参考 『コンクリート30年仕様』 と 『3世代仕様仕様との価格差は㎥当り1000円のUP(底盤+立ち上がりの基礎コンクリート量は多い方で約50㎥×1000円=5万円)+(強度試験費用1万円×4回=4万円)・合計約9万円のUP』で実現しております。ご活用下さい。(消費税8%時代の価格です。)
●実行2・『コンクリート打設時は開始から終了まで油断せずに現場立ち合いを実行中』。
●実行3・外観・内観共に100年に渡って住み継ぐ・財産となり得る住宅を念頭に『無垢の木と左官塗壁・和紙・畳』等の本物素材を軸に奇抜さ・合板・ビニールクロスを排除し『質素・簡素の中にも艶やかな彩と明暗の影を添え、敷地環境・床・壁・障子・天井との相互調和』を追求しております。
■7つ。『保温力も良く・丈夫な県産材西ノ内紙を愛用』。帰省以来40年間茨城県在住の建築家として『約1250年の歴史を持つ常陸和紙(後の西ノ内紙)』を活用。『西ノ内紙とは茨城県北産楮(こうぞ)を100%使用した丈夫な手漉き和紙、その中でも和紙自体が自ら漂白を行う未晒し紙を常用』。その『未晒し西ノ内紙を壁材・天井材・戸襖に使用の際は汚れ防止のこんにゃく糊引きを塗布を依頼してます、そして我が家建築以降、障子は桟上の埃が溜まらぬ上に保温力UPとなる障子紙の両面張りを多用』。
✖(市販の機械漉き紙の大半は木材パルプが原料の為粘着力弱く・裂け破れやすいですから注意して下さい。
- 提供サービス
- 設計監理
- 営業エリア
- 関東地方, 茨城県, と 日本、茨城県笠間市
- 受賞歴
- 1941年 生まれ。
- 1966年 明治大学工学部建築学科卒業。
- 1971年1月30日 1級建築士登録。
- 1984年~2004年 茨城建築文化賞 優秀賞3回・入選10回 合計13回受賞。
- 1994年 第1回 茨城デザイン大賞 大賞受賞(西ノ内紙漉き師の家)。
- 1998年 銅を用いた建築コンクール 最優秀第1位受賞(茨城県立偕楽園公園センター)。
- 2003年 千葉県建築文化奨励賞 受賞(佐原の家)。
- 全て見る 8 賞
- 住所
-
笠間市大田町920
309-1738 日本、茨城県笠間市
日本
+81-296783692 tachiki.server-shared.com