樹・中村昌平建築事務所

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はじめに。

 外地(京城)で生まれ育ったせいだろうか・・・。 『自分は日本人である』と云う民族意識が心に潜み続け 作風の原動力となっている。

  日本人の精神文化は『春夏秋冬・四季のある気候風土と地震』に向き合い、ある時は『格闘し、もがき打ちのめされ 自然の脅威』を身体で知らされる。

他方『春・夏・秋・冬のそれぞれの季節が醸し出す大地の美しさ』は『日々の生活自体から 知らず知らずの内に感受し、体得しながら育つ』。 

やがて『自然への崇高心』が芽生え、更には『豊潤な水がもたらす感慨無量のしっとりとした情緒と云う感受性の存在』を知り身に付ける。

『感受性が鋭い先人たち、特に 中世の宮廷(貴族)の人達は雅の美意識』を見出だし育てた。

『近世町人 茶道の人達は わび・さびの美意識 と 左右非対称ながらも釣り合う美の存在を見出だし・実践し見せ示した』。(わび・さびは茶道の理念。わび=不満不足を感じ心細く思い煩うこと。さび=古びること、古びていよいよそのものらしくなること)。(桑田忠親編 茶道辞典 東京堂出版)より。

『近世江戸の庶民(職人)達は粋(いき)の俗なる美意識』を見出だし実践し育てた。

時がゆったりと流れる中、それらの美意識を溶け込ませた『四季折々の時候・生活・行事等を通し豊潤な生活文化』を普及させ今日に至る。= 『先人たちが見出だした美意識・感受性は現代生活でも時代の変化に即応しながらも受け継がれている』。

私の建築は『先人達の美意識や知恵に満ちた建築手法』を見習い、現代生活で学びし事柄(例えば 高気密・外張り高断熱・通気構法等)、見聞きした事柄等を加え、私なりの工夫・革新を試み『豊潤な日本人生活文化がさりげなく滲み、質素・簡素の控えめな姿で、建設地の環境と調和する建築』を心掛けている。

 作品造りの際に心掛けている『こだわりは7つ』

■1つ。『ものづくりの原点は万国共通手仕事です。』 = 『私は手書きの図面と手仕事の職方達にこだわります。』

注文住宅の『注文主一人一人には 異なる建設地・家族構成・要望・予算の存在』がある。 

  注文主との意志疎通を計る為 雑談・会話を繰り返し交わし、手書きの配置・平面計画案を数案提出する。 計画案が合意に至り、実施設計図を作成するが終始手書きの図面にこだわり提出する。(但し 元所員達にお手伝い頂いている図面は除く。) 

   特に『手仕事の職方たちが現場で悩み・勘違い等により、手戻り仕事が生じぬ事』を前提に親切・丁寧な手書きの詳細図(縮尺1/10・1/2をA1版で20~30枚位)を提出している。

■2つ。『整理整頓し易い家は住み良く・美しい。』 = 『収納スペースの確保にこだわります。』

『生活用品が各居室に於いても散乱せず、整理整頓がしやすい家』は『生活もしやすい上に20~30年の経年変化』を受けても『美しい室内空間が維持出来る』。

  私は『新居に持ち込む 生活用品1品1品』の『幅×奥行×高さと数量』を『旧居の各居室で実測し把握する。 更に増加する生活用品類は『納戸の他に 各居室に於いて余裕のある収納スペースを確保した計画案』を提出している。

■3つ。『本物の木材でも全国各地に豊富にある木材は安価です。』+『ひたむきな職方達は正直者です。』 = このペアで造っている。

私は『茶室が原形である 数寄屋建築』を『庶民の予算内で造れる数寄屋の家』を実践している。= 『無節・四方柾柱・内法材の希少価値材料や特殊技能者に代表される高額予算で造る数寄屋の家』とは一線を画す。 

『全国各地に豊富に存在する、節多数有り木材=安価な杉柱・内法材を多用し、茨城県内のひたむきな手刻みの大工職方たちや手仕事の各職方達』と協同作業で造る。 

■4つ。『虫害に強い木材は冬伐りの木・木材はねじれる、反り曲がる事』をご存知ですか? = 『後悔しないためには目視検品は欠かせません。』

使用する木材の『土台・柱材・内法材・梁材等は全て節有り材』ですが、『こだわりは虫害に強い 冬伐採の木(樹木の水揚げが中断する11月~2月末までに伐採した樹齢60年以上の木)を指定』し実行する。                

更に『土台・柱・梁の構造材は1本 1本の6面体を注文主立ち合いの許』で『ねじれたり・反り曲がらぬ柱梁材及び角の死節等により欠損が生じぬ材にこだわり、目視検品』を実行している。 

並びに『土台は 腐り・虫害防御の観点から 檜・米ヒバ材の100%赤身材にこだわり、指定・目視検品の上 合格材』だけで『上棟(土台・柱・梁の骨組構成)』を実行している。 

■5つ。『簡素な美しい屋根掛けと深い軒の出による明暗・影』をお手本にしている。 

『先人たちが造り現存する日本建築の美しさのお手本』は『簡素な屋根による美しさに加え、深い軒の出と共に明暗が彫りの深さを演出する影』に由来する。 

屋根は美しさだけでは無く『台風時に巻き上がる暴風雨にも雨漏りせず・春と秋の長雨・湿気充満の梅雨期』にも耐え、そして『夏の強い日差しの防御には深い軒の出と共に雨漏りし難い単純な屋根掛け』は『現代生活であっても必要不可欠』です。 

結果として『それらの屋根掛けは明暗と彫りの深さを演出する影が美しさ引き出してくれる』。 故に 『知恵ある先人たちの屋根掛け』を見習っている。

■6つ。基礎工事に『通常使用する一般コンクリートの耐用年数は約30年』と言う事をご存知ですか? = 私は『3世代(90年)に渡って住める財産の家』を心掛けている。

基礎工事に用いるコンクリートは耐用年数約90年仕様を指定。打設前のスランプ試験や1週・4週の圧縮強度試験にも注文主と共に立ち合い、更にコンクリート打設時は開始から終了まで現場立ち合いを実行している。

外観は『30年(1世代)~ 90年(30年×3世代)を経過しても、維持補修を行いながらも住み続けられる財産の家を念頭に 経年変化を受けても 美しさが保てる素材』を中心に『質素・簡素+明暗と彫りの深さを演出する意匠を基本に、建設地の環境と調和する建築』を心掛けている。

内観も又財産となれる家を念頭に『木と左官塗壁・和紙・畳』の素材を軸に『質素・簡素の中にも艶やかな彩と明暗の影を添え、床・壁・障子・天井との相互調和』を心掛けている。

■7つ。『保温力も良く・丈夫な県産材 西ノ内紙を愛用』している。

帰省以来36年間 茨城県在住の建築家として『約1250年の歴史を持つ常陸和紙(後の西ノ内紙)』を愛用している。『西ノ内紙』とは『茨城 県北産楮(こうぞ)を100%使用した丈夫な手漉き和紙、その中でも和紙自体が自ら漂白を行う未晒し紙を愛用している』。

その未晒し西ノ内紙を『壁材・天井材・ふすま紙・障子紙』に活用している。(作例3  西ノ内紙漉き師の家を参照下さい。)

サービス地域
関東地方 と 茨城県
受賞歴
  • 1941年 生まれ。
  • 1966年 明治大学工学部建築学科卒業。
  • 1971年1月30日 1級建築士登録。
  • 1984年~2004年 茨城建築文化賞 優秀賞3回・入選10回 合計13回受賞。
  • 1994年 第1回 茨城デザイン大賞 大賞受賞(西ノ内紙漉き師の家)。
  • 1998年 銅を用いた建築コンクール 最優秀第1位受賞(茨城県立偕楽園公園センター)。
  • 2003年 千葉県建築文化奨励賞 受賞(佐原の家)。
  • 全て見る 8 賞
住所
茨城県笠間市大田町920
309-1738 茨城県
日本
+81-296783692 tachiki.server-shared.com

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