古民家リノベーション
竣工:2013.04 (撮影:写真家/近藤泰岳)
築おおよそ100年程度。大正元年に建てられたと言われる古民家。幾度となく安易な改修や修繕を繰り返し、お世辞にも「古き良きたたずまい」とは言える姿ではありませんでした。法事や隣組集会など、行事の度に沢山の人が集まったのも昔の話し。生活様式の変化に伴い、ただ広いだけの空間は物置状態。建て直すという意見も少なからずありましたが、すべてを捨てて新しくするのではなく、人が集まる空間として再構築し、昔の慣習を残していきたい・・そういう思いのもと、計画を始めました。
今回の改修では、その安易に増改築/改修された部分を見直し、昔のたたずまいや風情ある空間構成を取り戻しつつ、全面的な改修によって、現在の生活スタイルに合った新しい機能性や発想を取り込みました。
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