伝建地区である橿原市今井町では上空からの町並み景観を保全するという観点から、原則として《天窓》の新設は出来ません。しかし今回は、改修設計に先立って行った現況調査において《煙出し》らしき形跡が確認されたため、それを《天窓》に読み替えるべく関係官署と協議を行い、許可を得て工事を実施しています。
そのため、《天窓》の外観形状を検討する際には、枠の部分に丸みがあるものを選び、できるだけ瓦屋根に馴染むように配慮しました。
※道路から見えない部分の桟瓦は改修前に葺かれていた瓦を再利用しています。
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