クライアントの故郷である徳島産の杉材と漆喰でつくったLDKのヴォリュームと、それを取り囲むように配置した子ども室・趣味室棟と水廻り・主寝室棟の3つのヴォリュームによって構成された住宅。
40㎡の家族スペースと防音の関係で一階に配置する必要がある趣味室を実現するため、1、2階にダイニング・キッチンとリビングを分け上下で40㎡のLDKを確保した。別れた2つの空間をつなぐため、杉の階段とリビングの杉材によるスノコ床で、ダイニングとの声や気配、光と空気が伝わり半一体的利用を可能にしている。
外壁には、LDK棟に焼杉を使い、室内には全ての居室に無垢の杉のフローリングを、リビングには天井部にも杉を使用し、無垢の木を感じられる生活が可能となっている。
建築用途//専用住宅
竣工//2012 .01
主体構造//木造2階建て
敷地面積//75.13㎡
建築面積//50.10㎡
延床面積//100.20㎡