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新しい部分と古い部分が対話するかのような空間 塩田有紀建築設計事務所
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新しい部分と古い部分が対話するかのような空間 塩田有紀建築設計事務所

築50年の木造平屋住宅のリノベーション。

昭和 30 年代に開発分譲された建売住宅を改修しました。もとの家が持つサザエさんの家のような素朴な風情をクライアントが気に入り、骨組の状態が良かったこともあって、耐震改修と同時に現代の生活に沿うための改装を行いました。

設計中に重ねる対話の中で浮き彫りになってきたクライアントの要望が『家族の暮らしがさりげなく大切に感じられるすまい』。それに対して掲げたのが『額装』というコンセプトです。

ここでいう『額装』とは、『大切なものを他と取りわけて目に触れる場所に飾ること』で、その大切さをさりげなく日々確認できる、例えば家族写真を飾るような行為をイメージしています。古い小屋組、広い空、和室の寛ぎ、家族の日常・・・立体的に広がり移ろう情景を白い壁で『額装』することで、建物の古さと家族の変化の双方を生活空間の個性として活かしていこうとしています。

クレジット: photo : SPIRAL
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