母屋の内装リフォームと、離れの増築の依頼でした。
母屋は真壁の漆喰仕上でこの地域によく見られる昔ながらの造りです。そこで、増築部は母屋の伝統的な仕上に倣い、漆喰を使用し現代的に表現をしようと考えました。
私は昔から継承されている素材等と現代のものとの組み合わせが重要と考えています。昔から継承されている素材等は、長年の月日の中で考えられた素材、工法であり、その土地(地域)の風土に合っていると思っています。しかし、そのまま昔風のまま使用するのでは現代的ではありません。良いところを継承しつつ現代的なものを組み合わせながらモダンな表現をする事を常に心がけています。