往年の花街の雰囲気を僅かに残す飲食店街である新宿荒木町の中心に位置する5階建て複合ビル。地下1階から地上2階までの3層をテナントとし、3階~5階を共同住宅として計画しています。
テナントと共同住宅の動線は分離し、各フロア1つのテナントとして3つのテナントスペース、3階、4階の2層は、各フロア2つのワンルーム住戸。5階は、斜線で後退した部位を生かし、広いデッキスペースをもつ一つの住戸とした構成となっています。
外壁は、アースカラーの左官仕上げで、躯体コンクリートの長寿命化を図るため湿式外断熱工法を採用し、江戸、明治から続く荒木町の街並を阻害しないよう落ち着いた色調で仕上げました。