都心に建つ、4階建ての層状戸建住宅です。
敷地は、間口が狭く奥行きの長い細長い形状で、南北両面が道路に面しています。
4階建ての個人邸は初めての経験でしたので、4層に分かれた機能空間を如何に一体感のある住空間と出来るかが大きなテーマになりました。
そこで、縦に移動する事が楽しくなるように、重層する空間をつなぐ仕掛けとして、『光の筒』としての階段を考えました。
施主との打合せを重ねる中から、重層する楽しさが外観にも表現されるように、各層の平面の違いをそのまま表出させ、構成的な表情を持つ、コラージュ的な立面としました。
住宅は、、常に施主との協働作業から生まれる『特殊解』だと考えています。