悠久山の家, 一級建築士事務所 有限会社 アーキセッション 一級建築士事務所 有限会社 アーキセッション オリジナルデザインの 子供部屋 木,点灯,フィクスチャ,建物,シェード,ウッドステイン,ライン,壁,フローリング,材料特性
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設計趣旨

アトリエを持つ3世代住宅である。敷地は郊外の自然豊かな公園に隣接する丘の北斜面に位置し、南側は山の木々を借景でき、北側は街を一望することができる。設計段階で議論されたテーマは、主に3世代の住まい方と親世代のための高齢者対応に関するものであった。前者については、家族全員が日常的に自然に触れ合える場としての居間を提案している。吹抜けを介し2層に渡るこの空間は、動線的にも精神的にもこの家の中心であり、都市における広場的機能を持つ空間となっている。南側はテラスを介し庭と連続しており、北側は2階の大きな窓から街を眺めることができる。一面では機能が未分化のこの空間が、それゆえ多様な行為を内包し、3世代の住まい方に柔軟に対応できればと考えている。高齢者対応については、1階をその範囲とし、ある程度の車椅子対応、浴室、便所の介助スペース等を考慮している。また雪国における住宅の高齢者対応を考えたとき、各部の工夫もさることながら1番重要なことは、冬の全室暖房である。冬の寒さは高齢者の行動を鈍らせ、様々な住署内での事故を引き起こす。また雪と寒さのために外出するのもおっくうになる高齢者にとって住宅内を気軽に動き回れることは予防医学的な観点からも重要である。この家では高気密高断熱工法を採用し、居間にビルトインされた幅射式石油ストーブを中心に全室暖房をしている。また、省エネルギーの観点からも高気密高断熱工法は有効であり、さらに夏の直射日光を遮蔽するルーバー、バルコニーの設置、各室の中間期の通風のための南北2方向の窓の確保等の工夫を行っている。仕上げについては外装、内装とも単純化し、ローコストを目指すとともに、素材そのものの質感を活かしたデザインを心がけた。

用途:アトリエ付き住宅

規模:延床面積235.53m2、1F床面積125.46m2、2F床面積110.07m2、建築面積150.33m2

構造:木造

所在地:新潟県長岡市

竣工日:1993年3月

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