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角地にたつ住宅, アウラ建築設計事務所 アウラ建築設計事務所 オリジナルスタイルの お風呂 洗面,パウダー,明るい
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「娘たちも成長し、家族みんなでの時間を良い思い出でいっぱいにしてやりたい、何より妻が満たされた時間を過ごしてくれる様にしてあげたい。」 僕はそんなクライアントの言葉を抱きながら車を走らせた。その家にふさわしい土地を探して歩くところから、このプロジェクトはスタートしている。札幌の西岡丘陵地。東側に公園があり、西に向かって緩やかに傾斜した、藻岩山が眺望できる位置に敷地を見つけた。この場所は角地という立地から、公園と街路・敷地の3つを合わせるととても広い空間になる。この広い空間を室内で感じ取るポジションはどこか、公園の緑や藻岩の山を眺望できるポジションは ― 街路にやや近い場所にそのスペースを見つけ、そこにリビングとキッチンを配置する。コミュニケーションの場であり、奥様が家事の合間に光や緑を感じながら日々を過ごすことが出来る、家族のベストポジション。ただ、このプランを実現させる上ではいくつかの課題もあった。一つは建物のポジションを街路に接近させた事で生じうる圧迫感を取り除くこと。 この「地域と建築との関係」 はコーナー窓により解決できると考えた。大きく開かれた窓は、建物コーナーの緊張を開放し、建物のもつボリュームを押さえてくれる。同時に、それは景色を建物内に取り込むビューデッキとなり、内と外を繋ぐプラットホームにもなる。室内に生まれたこのスペースは愛犬のお気に入りの場所にもなった。小さな番犬が怪しい人はいないかと見張ってくれているかのようだ。そしてコーナー窓は横に伸びるハイサイドライトへと繋がっている。空に向かって大きく開いた横長の窓からは、太陽光が燦々と降り注ぎ、光とエネルギーを室内に導く。また、見上げた窓には鳥が飛び、日が落ちると夕焼けに染まった雲が流れ、夜にはキラキラと輝く星空が広がる。札幌近郊も住宅で一杯だが、ふと見上げるとまだまだ素敵な北の大空が広がっていて捨てたものではない。クライアントの家族への深い愛情を感じ、家族との絆を育て・繋げるための住宅を目指し設計した。

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