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うどんの五衛門, 有限会社 伊達計画所 有限会社 伊達計画所 商業空間 レストラン
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うどんの五衛門, 有限会社 伊達計画所 有限会社 伊達計画所 商業空間 レストラン

札幌市内で50年続く老舗のうどん店の夕張郡由仁町への移転、都会の一等地から畑と山林しかない約3,000坪の敷地に小さな店舗計画、畑と原生林、畑の向こうには夕張岳を望む雄大な景色が拡がる。

大地の中のわっぱ建築

クライアントは、北海道の食材にて地産地消を求め、この地を選んだ。

『うどん』の大衆性と差別化、インパクトと原風景、素朴さと非日常的な構え、これらの相反する事柄を30坪ほどの空間に創造しなければならなかった。

敷地に馴染む空間を考えたが、違和感だけが残りスタディを重ねるうちに、敷地に存在するのではなく、生態するべきではないかと考えた。あたかも、昔から存在していたかのような新たな建物ではなく、違和感は有るものの力強く、北海道の気候に耐え、生き抜いていく建築、方向性を持つようで持たないオーバルなプラン、質感も地産地消で道南杉を内外に使用し、曲げわっぱを大地に置いたような建築とした。

環境と商業建築

うどん屋の宿命とも言える、湿気は避けられないのが実情であり、換気量に頼ると吸気量をどうしても外気に頼るしかない。生の外気を入れると暖房能力を頼るしかないのが、設備計画において、完全では無いが、アースチューブによる吸気を施すことにより冬季においてプラス5℃、夏季においてはプラス15℃、排気部分は、厨房部分を一部吹き抜けにし、簡単な油圧換気扇のみの単純な構成とすることにより営業時の熱損失がほとんど感じられず暖房の温水設定は15℃前後、湿度は55%と効果があった。

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