ピアノ線を仕込んだコンクリート製屋根スラブはコンクリート打設後ピアノ線を1本あたり20t以上の力で引張り、緊張を与える事で5mもの跳ね出しを可能としています。その事により海側には一切の構造体がなく、ガラスも美術館の展示用ガラスにつかう透明度の高いガラスを使用していますのでパノラマの景色を堪能する事が出来ます。室内の床はオークのフローリングですが、外部テラスも同色の木目のタイルを使用し、内外空間の連続性と広がりを持たせています。ガラステーブルはアルフレックスが扱うモルティニ/イタリアの『ARK』です。デザインは著名建築家フォスター&パートナーです。Photo:YOSHINORI KOMATSU