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ヴィラ風の音, an architects an architects 商業空間 ホテル
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豊島は東西に伸びる瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ全長4kmほどの小さい島です。

この島はかつて漁業と製塩が盛んだった時代には400人程の人が住んでいたこともありましたが、車社会の発展のため過疎化が進み、無人島になってしまいました。

このプロジェクトは、瀬戸内海の発展を促した「海の道」を再興することにより、瀬戸内海の歴史、文化、風景を広く紹介し、衰退していく港町や島々を復活させるという思いをこめて始めた事業の拠点となります。

この建物は「重ね合わせ」という十二一重のようにたくさんの柄を重ねることによって見え方に奥行きを与え、ものを美しく見せる方法を取り入れてます。

建物の壁、柱、窓、垂木といった建築的な要素を独立して配置し、それらを木、空、海、島々といった瀬戸内海の景色と幾重にも重ねることによってこの建物だからこそ見ることのできる奥行きのある瀬戸内海の風景を楽しむことができます。

瀬戸内海の民家に多く使われている弁柄色や漆喰といった材料を使い、ここにある歴史を継承し、さらに新しい見方のできる瀬戸内海の文化を感じられる建築を提案しています。

種別    : 新築

用途    : 宿泊施設

所在地   : 愛媛県上島町

敷地面積 : 5150㎡

建築面積 : 497㎡

延床面積 : 429㎡

構造  : 木造

竣工    : 2007.04

写真    : Kaori Ichikawa

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4.5

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