川越の蔵づくりの町並みの西に位置する間口4m、奥行き17m弱の極細敷地に半地下階のある木造3階建ての住宅を計画しました。
隣地からの離隔をとると、建物の幅は柱芯でわずか2.7m(1.5間)ほどしかありません。
建物が極端に狭いため、耐震・耐風性能を満たすための耐力壁を配置しながら、住宅として使える部屋の形態を確保するため、建物中央に階段を配置することで各部屋が階段から直接アクセスできるプランとしました。
半地下階から屋上までの7つのフロアは階段の踊り場のように連続し、各部屋が階段に寄り添うような細長いながらも開放的なスキップフロアの空間が実現しました。
種 別 :新築
用 途 :専用住宅
敷地面積 :67.77㎡
建築面積 :35.15㎡
延床面積 :99.23㎡
構造階数 :木造 3階
所 在 地 :埼玉県川越市
竣 工 日 :2012年3月