間口6M×奥行き22M。
将来マンションなどが建つ可能性もある南側隣地駐車場に対して、前面道路の向かいは「路地状空地」、
敷地奥は「緑道」と、東西の両間口方向が好条件である敷地。
周囲環境の条件に素直に応じた開口の配置、欠き込まれた形状のテラスにより、プライバシー確保と採光・通風を両立した。
生活者の意識が自然と緑道に向かうような空間構成、住宅の焦点としての緑道の緑。
コンクリート打放しの硬質で根源的な空間、『物質感』。
光と影の形態、明暗の表情、音の響き、それらの移ろいによる『時間感覚』。
「古典」に通ずる雰囲気が感じられる建築を目指した。