展望台を計画するにあたり、どういう展望台が欲しいか子供達にアンケートを取ったところツリーハウスのような展望台が欲しいとのことだった。この場所は大野越公園内にある少年自然の家という親子のイベントが催される施設のすぐ傍の小高い丘にある。そこには10mを超える大きな樹々がうっそうと茂っており、また宮古島市の市鳥であるサシバ等様々なな鳥を見ることができる。そこで、より自然な鳥の姿を親子で観察できる施設を作りたいと思い、市木であるデイゴの樹をモチーフにした【巨木の隠れ家】をコンセプトに設計した。展望台の階段を上がっていくと、キノコの傘を思わせる屋根を擁した高さの違う4つのバルコニーを設けており色々な方角から高さの変化が楽しめる。