「柔らかい光と薄暗い場所、たくさんの緑を感じられる穏やかな家」そのような建て主の言葉から家を考えました。
そこに必要とされるべきものは、シンプルな構成かつ対比のバランスのとれた空間と考え、少し薄暗さを持つ落ち着いた場所を一階に、柔らかい光が入りゆったりとした空間を持つ場所を二階に 配置しています。本当に必要なもの、好きなもの そのようなものしか置かないという住まい方から、家もおのずと余分なものをそぎ落として、素朴な形へと導かれて行きました。
いずれたくさんの緑に囲まれることで自然の景観と呼応し、風景のように馴染むことを期待します。