福岡県宗像市にある浄土真宗のお寺。ご住職の人柄のような、おおらかで明るい納骨堂。内部に柱梁が露出しない一室空間で、これまでに地域とご縁のあったたくさんの門徒さんたちがひとつ屋根の下に煌めく。空間としては、納骨壇、開口、照明が規則的に繰り返されるのみだが、水盤を反射する陽の光によってゆっくりとした時間の変化を感じられる。正面自立壁の中心には、外部からも拝めるようにと透かし彫りガラスを挿入。蓮の葉ゆらめくデザインは、大学同窓のデザイナー・先崎哲進氏にお願いをした。
完了:2013/04/16 構造:S造/1階面積:約224㎡ 業務:計画,設計,監理