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2段梁(シロアリ被害部材取り替え): 土公建築・環境設計室 DOKO Archtecture & Environmental Designsが手掛けたクラシックです。,クラシック
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2段梁(シロアリ被害部材取り替え): 土公建築・環境設計室 DOKO Archtecture & Environmental Designsが手掛けたクラシックです。,クラシック

当家は英彦山街道沿いのなだらかな山裾に位置した住環境に適した所にあり、残っている棟札には明治9年とあるから築138年の古い木造住宅である。当初は茅葺、それから屋根を葺き替え瓦葺に替えられ現在に至っていると聞く。 構造は石場建て工法で、脚固め・柱(145角)・梁からなる伝統的な軸組構法である。小屋裏を調査すると整然と組まれた二段梁構造で水平力を受ける構造となっている。小屋組みは、瓦葺に葺き替えられた時点で地廻り桁の上に束を立てて高くし勾配を緩くし、合掌に組みなおされている。屋根の棟も沈んだ形もなく地盤はほぼ強固であると判断する。南側の二間の座敷は書院造、中の間は大きな梁成のある松の鴨居を渡した差鴨居構造の民家づくりとなっている。これらの現状を踏まえ、ご当主のご希望である「次の世代にこの家を残す」ことを第一に考え、限られたご予算の範囲で構造体の維持保全とご夫婦の生活スタイルの改善 とをバランスよく考慮した適切なリノベーション工事を目指した。

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