Y2-house・Y3-house「縦と横の家」Project
この家は佐世保市の国道204から少し西に入った東西の斜面に沿って建てられました。
施主の祖母がこの敷地に昔あった賃貸アパートに住んでいたため、アパートを解体し、敷地全体を240.49㎡に分け、祖母と孫の2つの家を計画しました。
そのため、外から見たときに2つの家を1つに見えるような外観のデザインにこだわりました。
坂を上ると家と家の間から空が少し見えるように、祖母の平屋建ての家を斜面の低い西側に配置し、孫の2階建の家を斜面の高い東側に計画しました。
このように2つの家を配置することにより、坂を上るとき2つの家が別々に見えずに、一つの建物として見られています。
さらに、南東からの光と風を流すことができるように、東側からみて平屋建ての祖母の家の後ろに高さを強調させたスリットの窓を取り付けました。
前面道路側から見ると平屋と2階建ての水平ルーバーとスリットによる水平を強調したデザインになります。一体的な印象を持つ建物になるように考えました。
プライバシーを分けた祖母の家族と世代で異なる孫が、同じ風と光を共有できるコミュニティスペースを設け、違う世代がそこで楽しい人生をおくる家になってほしいとの思いを込めて設計しました。
Architect Show Co.,Ltd
masahiko sato