千葉県いすみ市の沿岸地帯に建つ住宅。深い軒下の中央を貫通するインナーテラス、その両側にキッチンとダイニング、リビングと水回りを配置しています。浮き上がったような無柱の屋根裏空間は、軒裏からの間接光を幻想的に反射し、分割された個々の部屋に光を注ぐと共に、領域を穏やかにつなぎ合わせています。煙突効果と軒裏からの南北換気、防さびとタッチアップメンテナンスが可能なFRPトップコート仕上により建物全体をくるむことで、強塩害地域に建つ建物としての性能を確保しています。
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