静岡県藤枝市にある喫茶とギャラリー。
ギャラリーは外部を取り込みながら作品を展示する空間としており、
喫茶に来店したお客様にも、中庭越しにギャラリーの様子を自然と感じてもらえる関係性としています。
日常から切り離された空間ではなく、陽射しが入り、空が見え、中庭の木々の風に揺れる音、
前面道路からの車の音なども聞こえ、四季によって作品の見え方なども変わってゆくような自然で、
有機的な空間を目指しました。
喫茶側は、太鼓梁の古材を利用した和小屋組とした落ち着きのある空間としています。
一方、ギャラリー側は棟木、小屋束の無い新しい構造を採用しています。
外観はほぼ同じですが、建物内部の構造は全く異なりそれぞれの個性が引き立つ空間となっています。