感情も無く大量に複製されてきたプロダクトは、購入された先で様々な人々の想いや記憶を受け止める。このような時間を重ねていく中で作られ続けるプ
ロ ダ ク ト ー そ れ ら は 見 た 目 は 新 品 だ と し て も 、観 念 の 中 で は ア ン テ ィ ー ク と な っ て い る よ う に 思 う 。 コーヒーカップの持つそれらの時間と想いの風景を想像し、カップの内側にコーヒーの跡として表現した。実際にコーヒーを入れて飲み進めていくと、そ の風景に現在の跡が定着していく。