古湯有馬の地。
路地の外れ遊女がいたといわれる場所。大きなモミジの古木が茂る。 知り合いを招くためのゲストハウス。迎えるために空間と人が装う。 仕組を掘り起こすように竿縁天井の板を外し、壁は素材感を残しつつペンキで薄化粧をして整えた。 仕上げに麻ネットを光や影と共にかけるイメージで、竿縁や障子の裏に張った。 モミジを揺らす風・・漂う遊女の残り香。
種別 : リノベーション /用途 : ゲストハウス(別荘) /計画範囲 : 180.38㎡ /構造 : 木造 地上2階 /所在地 :兵庫県 /竣工 : 2008年 /撮影 : 福澤昭嘉