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中心の庭-スロープの下から望む 中村弘道・都市建築 計画設計研究所/HIROMICHI NAKAMURA ARCHITECT & ASSOCIATES モダンな 家
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中心の庭-スロープの下から望む 中村弘道・都市建築 計画設計研究所/HIROMICHI NAKAMURA ARCHITECT & ASSOCIATES モダンな 家

[世界にない住宅をつくりたい」というのがクライアントの初期の要望であった。地方の特性を生かしながら東北地方のイメージにはない生活空間をつくることが新たな住まいのイメージにつながり、心地よい居場所を創造することになる考えで設計された。敷地に直径27mの円弧壁が配置され、円弧の外側はプライベート、内側が家族の共有コミュニケーシォン空間、中心に皆の庭を取り込み、外側は各世帯の小庭を挟み込み、内外が融合した生活の場を提供している。建築は敷地一杯に配置され、北の外壁は街の風景を揺らぎに移しこみ、4mの植栽帯とともに緩衝帯を形成している。一方南の外壁は3枚のRCの壁が衝立風に立ち上がり、隙間を縫って玄関にアクセスする。外部的には閉鎖性を、内部的には開放性を備え、長い時間に耐える変化のある愉しい生活の空間をつくり上げている。祖母の個室は二階に持ち上げ、長いスロープで1階の共有空間と緩やかにつながれる。部屋は屋上庭園と繋がり、朝昼の散策にも活用され健康のための配慮もされている。最上階の浴室は地場のシンボル岩木山に視線を合わせ長い冬の癒しの場となる。室内は長い冬の闇から解放する「光」をテーマとし、玄関の和紙の光の壁面照明、オリジナルな光の移動式パーティシオン、天井照明、和紙の行燈、などが実用性を伴い空間にアクセントをあたえる。

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4.5

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